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2011年 11月 14日
床板も磨いた
思い出した!
19.5年目にして初のベランダ掃除をして物干し台を入れ替えた日の夜、勢い付いて、去年からあれこれこびりついてガシガシになっていた台所の床も磨いたんだった!

お気に入りの深青緑色のフローリングなのに、この有様。
f0000211_18123594.jpg2011.1.10
 ↓
f0000211_1813037.jpg2011.10.17
ばんざい!
(でももうすでにまたガシガシこびりつきかけてきてる)
by karino-tohko | 2011-11-14 18:15 | 日記
2011年 11月 12日
洗濯ばさみの墓場
そういうわけで、二階のベランダは、ここに住み始めて以来物干し台のアームの開閉が面倒で立ち入れない領域となっていたので、掃除をしたことがなかった。
19年半の間、一度も。


f0000211_12341059.jpgで、一度も掃除していないので、洗濯ばさみを落としてすぐでも拾うのがためらわれる汚さ。

いや、最初の頃は落としたらなるべくすぐに拾って一階に洗いに降りていたんだけれど。
落とすのは洗濯物を触っている途中なので手を汚したくなくて、洗濯物を干し終えたり取り込み終えてから拾って洗おうと思っているうちに忘れたままになることが多くて。
で、落ちて時間が経つと細いブラシでこすっても細かいところにあれやこれやが入りこんでこびりついてきれいにならず、そんなので洗いたての洗濯物を留める気にもなれず。
そうなると、わざわざ手を汚して拾い上げて粉塵の舞いそうなそれを持って部屋の中を通るのもためらわれて、洗濯ばさみは落ちたままになってきて、そうすると、落としたばかりでも今落としたものがどれなのか見分けがつかなくて拾うことができなくなって、洗濯ばさみは床面にたまる一方で。

で、いつしか心の中でベランダの床のことを、「洗濯ばさみの墓場」と呼ぶようになっていた。

f0000211_12344011.jpg
洗濯ばさみの墓場。

f0000211_12363250.jpg
洗濯ばさみにまとわりつくちりや髪の毛。
週に1,2回、部屋の中から身を乗り出して洗濯物を出し入れするだけなのに、落ちた髪の毛がもしゃもしゃ。


ブラバンシアの物干し台を撤去したあと、これらのちりをほうきで集めようとしたら、長年の雨風でフェルト状に固まっていて動かない。
風が運んできた砂ぼこりに洗濯物から落ちた繊維ぼこりが混じったのか。
火ばさみを持ってきてつかむと、べろりと一枚ものになって床からはがれた。
f0000211_1237871.jpg
ちりとりの上の大きなかたまりに見えるものは、はがれたフェルト状のほこり。
ごみの量に対してちりとりがミニサイズに見えるけれど、幅30cmある立派な普通サイズ。
たたみ二畳分もない狭いベランダに、ちりとり山盛り三杯分のごみやちりが溜まっていた。


f0000211_12391824.jpgベランダがすっきりすると、窓ガラスの汚れに気が付いた。
視界30%。
他の窓は雨風で勝手に掃除されるけれど、ここは庇があるので、砂埃に覆われたまま。

f0000211_12395267.jpg外から中を見ると、視界1%。
この間カーテンレールが落ちたときにレースのカーテンを処分したので、目隠しにはいいかも。
 ↓
f0000211_12401599.jpgスプレーボトルに重曹と水を入れてスプレーして、ガラススクイーザーでひと拭き。
部屋の中は壁面部分なので下の方にベッドのヘッドボードが少し見えるだけだけれど、外の景色が映るようになった。


f0000211_12412465.jpgベランダの窓ガラスを磨いたら、そういえばここも汚れているなあと気が付いて、ついでにサッシも掃除。
 ↓
f0000211_1242010.jpg窓ガラスから重曹水が滴っていたので、ウエスで拭うだけで眩しい白さ。
窓がうそのように軽く動くようになった。


f0000211_12423248.jpg
ベランダの窓ガラスは結構汚れていたけれど、深い庇のない他の窓は雨風で勝手に汚れが流れていって、長年掃除していなくてもこれくらいの状態。

f0000211_12425316.jpg
アップ。
しばらく雨が降っていないので外側が砂埃で少し曇っているものの、内側には目立つ汚れはなく、自分的にはまったく問題なし。
築年数もほぼ同じで同じように長年放置しているのに、なんで親の家の窓だけあんなとんでもない状態になるんだろう。
by karino-tohko | 2011-11-12 12:44 | 日記
2011年 11月 11日
ナチュラルな白木の6翼物干しスタンドが!
昨日書いた6翼物干し記事の写真がいまいちで、
「これじゃああの物干し台のよさが伝わらない。どう撮ればもう少しマシになるだろう。白木の床の部屋の中に置いて撮った方がきれいに撮れたかな。あ、外国のサイトならかっこいい写真があるかも…」
と、”Gulliver Folding Clothes Airer”で画像検索してみたら、支柱部分に白木を使ったものが出てきた!

f0000211_1811128.jpgGulliver - Legno Massiccio
(直訳したら solid wood?)
欲しい!
説明書きによると、白木部分の素材は防水加工したブナ材らしい。
どうやらヨーロッパでは、日本で販売されている白(Allumino Bianco ホワイトアルミ)よりもこの白木タイプの方が一般的なよう。
あと、支柱部分のアルミを光沢あるダークブラウンに塗装したもの(Wengè)もあった。


フォッパペドレッティ社(舌かみそう)のサイトには、他にも折り畳み式の物干しがいろいろ。

http://www.foppapedretti.it/it/prodotti-casa/stendere/

f0000211_18174160.jpg「ガリバー」(6翼物干し)が巨大化したようなのもある。

白木+白、いいなあ。
ベランダよりも、砂や緑のある庭で使いたい色合い。
日本でも真っ白よりこっちの方が売れそうに思うんだけれど(6翼物干しのデザインは真っ白だとどうもガシャガシャしてしっくりこないような)、日本では販売されないのかな。
カタログハウスさん、ぜひ日本でも取り扱ってー。

…と思いながら、もしやと「ガリバー 物干し」で検索したら、出てきた!
「ガリバーランドリーハンガー/Dinos オンラインショッピング」
しかも、『ハウススタイリング 2004年春夏号 \33,600(税込)の50%OFF!→ 今回販売価格 \16,800(税込)』って! 真っ白の約半額!
Dinosのカタログは毎号届くから一応全部目を通してたはずなのに、と思ったら、2004年って、物干し台を探し始めたちょっと前だ。
ああ、残念。
もし今まだ売っていたら、今回買ったのを親に譲って、私がこれを買うのに。
前に「洗濯がストレスにならない物干しだった」を書いたときに、今も高い物干し竿へ苦労して洗濯物を干している親のことを思って、体に負担がかからず楽に干せるヨーロッパタイプの物干し台でいいのがあったら送ろうと思っていたところ。
ああ、Dinosさん、再販売してー。


f0000211_18143771.jpgそれにしても、せっかくのこのナチュラルカラーの商品の使用例写真に真っ赤なタオルを鈴なりにするのは…ラテンテイスト?

写真は全て Foppapedretti社の gulliver のページ http://www.foppapedretti.it/it/prodotti-casa/stendere/gulliver
より。
by karino-tohko | 2011-11-11 19:13 | モノ 家 雑貨 蒐集
2011年 11月 10日
6翼物干しスタンドを買った
f0000211_20561071.jpg先月、どれにしようか長年迷い続けていた物干し台をやっと買った。
使用中の物干しのアームが落ちてしまう前に買い替えられてよかった。


買ったのは、カタログハウスで販売されている、イタリアのフォッパペドレッティ社の「6翼物干しスタンド」。
 ↓
http://www.cataloghouse.co.jp/cleaning_washing_sewing/washing/1101038.html
「少量干しから大量干しまで洗濯の量で自由に形を変えられる。
最大時は3mの物干しを約9本分も干せる。」
とある商品。
去年洗濯物干しを探しているとブログに書いた時に教えてもらったもので、その時はデザインがガチャガチャしているように思えて保留し、再考した時に奥行きサイズがわずかに数cmベランダより大きいことに気付いて、一度あきらめたんだった。
けれど、希望と条件に合うものがなかなか見つからない中、これを使用中の人から奥行き側の細長い翼も片側だけ閉じた状態で使えると聞いて、サイズを再確認してしばし迷ったあと、決定。

注文して数日で物干し台が届いた。
f0000211_20565022.jpgどーん。
箱がデカい。

f0000211_20572436.jpgあちらでの商品名は”Gulliver Folding Clothes Airer”というらしい。
最大時サイズ 105×80×174cm、収納時 103×55×14cm。


f0000211_2058456.jpgさようなら、ブラバンシアのランドリーラック。
家を設計するときに、少しでも室内を広くとろうと、一生使うつもりだったこのランドリーラックのサイズきっちりに合わせてベランダを作ったという気に入りようだった。
おかげで鉄部が錆びて樹脂が劣化してきても、サイズ制限があってなかなか買い替えられなかった。
21年間ありがとう。
 ↓
f0000211_19511438.jpg到着した6翼物干しスタンド。
(あ、左右の下の翼を開き忘れてた。)

f0000211_21009.jpgf0000211_19522190.jpg
ブラバンシアの方は翼をたたんでベランダに出るのがちょい手間でそのまま室内から手を伸ばして撮ったので、アップでデカく写ってる。
6翼物干しはこの状態(サッシ側の翼を片側閉じた状態)で、奥行き(この写真では横幅)67.5cm。見ての通り、ベランダ奥行き(幅)超ギリギリ。(この細長い翼を両方閉じれば55cmで両方開けば80cm。)


6翼物干しスタンドは思っていた以上に気に入って、届いた日は半日いじりまくっていた。
写真で見て角ばってガシャガシャしたものだと思っていたのが、届いてみたら、全然。
思えば鉄製のブラバンシアの方がよっぽどガシャガシャしていた。
6翼はアルミに樹脂コーティングされていて、コーティングが厚いのか、全然金属っぽくない。カンカン痛い音がしないし、かっちり固いけれど手には柔らかい。
それに、6翼物干しの何がいいって、ブラバンシアのとは違って折りたたんだり開いたりが軽く簡単にできること。
いや、ブラバンシアのも簡単だったけれど、重いスチールのアームをぐいっと持ち上げてガッチン!と噛ませるタイプだったのが、6翼の方は、片手ですっと翼を開閉できる。
f0000211_2122063.jpgf0000211_19593328.jpg
それに、完全にたたんだ状態でも自立するので扱いが楽ちん。
どっこいしょと開かなければいけないブラバンシアのと違って、この状態からサッと広げられる。
脚はキャスター付きで、そのうち2つにはストッパー付き(どの脚にストッパーを付けるかは組み立て時に決められる)。
f0000211_1959528.jpg「翼は、どれを畳んでも広げても使えます」「今のが壊れたら次もこれ買おうと思うくらい気に入ってます」と聞いて購入決定。
6枚全部閉じた状態でも中央の部分に干せる。

f0000211_107379.jpg箱に書かれていたサイズ図。
唯一惜しいのが、ブラバンシアのワイヤーは長い方が95cmあって幅広の大判バスタオルもそのまま干せたけれど、6翼は一番長い中央のワイヤーが80cm。
でもまあ、他の使い勝手のよさを考えれば問題じゃない。

f0000211_2153371.jpgカラフルな洗濯ピンチ30個と、好きなところに移動できるピンチケースがおまけで付いてきた。


f0000211_2163865.jpgブラバンシアのアームの開閉は、ワンタッチとは言え固くて重くて面倒で、物干し台を置いて以来ベランダは不可侵領域となっていたけれど、
 ↓
f0000211_2165349.jpg6翼物干しスタンドは本当にワンタッチで、片手で軽くさっと翼を開閉できる。
これでこれからはここから自由にベランダに出ることができるようになった。


f0000211_2173734.jpgこれまでと同じように、洗濯物の仮置きもできるし、乾いた洗濯物をここでたたみながら取り込むこともできる。

f0000211_2175082.jpgこれまでと同じように、ここでワイシャツに洗濯のりもスプレーできる。


f0000211_2181249.jpgいつ劣化した樹脂が割れてアームが落ちるかとヒヤヒヤせず、服にワイヤーの錆がつかないかと心配せずに、しっかり安定した物干し台に安心して洗濯物が干せる幸せ。
洗濯するのがとても気持ちいい。
ああ、買えてよかった。
ありがとう。

参考過去記事:
「洗濯がストレスにならない物干しだった」
「まさに探していた洗濯物干し」

ちなみに一番上の写真は、室内用に愛用している木製物干し。
by karino-tohko | 2011-11-10 21:17 | モノ 家 雑貨 蒐集
2011年 11月 09日
日曜日にはかぼちゃを炊く
日曜日にお寺でRの父親の十七回忌の法要があると聞き、なのにRは出ないと聞いたので、「大層なことしいひんしもうええで」と言うRの母親に、前日わざわざ「ううん、代わりに私が出るから」と言いに行った。
それなのに、朝目が覚めたら法要が終わりかけている時刻。
アラーム三つもかけておいたのに。
ごめんなさいー。
「かなんなあー。○○(Rの妹)にも声かけたけど行けへんって言うから、私と△△ちゃんのふたりで出といたわ」と、カラカラと笑う母親。
亡くなった時は、文字通り三日三晩毎食百人近い弔問客に朝から晩までお膳を出し続ける豪勢な葬儀にカルチャーショックを受けて、こんなに冠婚葬祭が大仰な家でやっていけるだろうかと心配したほどだったけれど、その後はこの寂しさ。
せめて今度Rと墓参りに行こう。


f0000211_18324524.jpg今年は庭のひまわりの花の終わるのが早かった。
例年なら10月頃が満開で、年明けまで咲き続けるのに、今年はもう立ち枯れている。
小雨の中、ひまわりを片付けて、長年崩れたままになっていた花壇の仕切りのレンガを並べ直した。
昔、母親がやっていたのと同じ、簡単で子どもっぽい仕切り。


f0000211_18332487.jpgついでにローズマリーの枝をいくらか落として、その枝をごみ袋に詰めながら「そうだ、お茶にできるんだった。記憶力や集中力にいいんだった」と思い出し、久しぶりにお茶にして飲んだ。
いずれ私にもやって来そうな認知症をこれで少しでも遅らせられれば。
そうだ、次の帰省時に一枝持って帰って父親にも飲ませてみよう。


f0000211_18334062.jpg夜には、先月母親にもらったかぼちゃを炊いた。
あの長細いのは「ひょうたんかぼちゃ」と言うらしい。
黒い鍋に鮮やかなかぼちゃ色。
かぼちゃを炊くには時間がかかるから休みの日でないとと思っていたけれど、ストウブだと鍋が厚いからかすぐに火が通り、甘くとろとろに炊けた。
めちゃうま。ごちそうさま。

by karino-tohko | 2011-11-09 18:41 | 日記
2011年 11月 08日
父のいる世界
土曜日の夜、妹から泣きながら電話があった。
「お父さん、やっぱりあかんねん。
あの日、ちょっと戻ったから、一時的に調子悪かっただけかなって思ってたんやけど、やっぱりあかんねん。おかしいねん」
ぼろぼろと泣いている。
「デイケアから連絡があって、もう、全然わからへんみたいやねん」

「二日ほど前から夜寝なくなって、夜中3時頃起きて『おれの服、数合ってるか?』って何回も訊くし、『椅子ふたつ揃ってる。おれはこれで上がりや』とか。
デイケアでは、寝てるか、起きたら服脱ぎだすかやって。」
服の数も椅子ふたつも、頭の中の麻雀らしい。
「どうしたらいいんやろ」
としゃくりあげる妹。
「お父さんがかわいそう」

「お父さんがかわいそう」に、ちょっと驚いた。
ああ、そんなふうに思ったことはなかった。
子どもの頃から父親とは不仲で十代の頃は強い憎しみさえ抱いていた私と違って、妹は本当に父親が好きだったんだ。
2月に父が徘徊して行方不明になった時も、ぼろぼろになってうつろな目をしていた父を発見した妹はぼろぼろ泣き続けたそうで、後日、結婚当初から長年父と不仲だった母が「あんな悲しそうに泣いて、やっぱりあの子には血がつながった肉親なんやなって思ったわ。お母さんはやっぱりお父さんとは他人やわ。あんな泣けへんわ」と。
私も、血はつながっているけれどそんなふうには泣けないだろうなと思っていた。
ぼけていく父親の姿に泣きはしたけれど、それは、あの父親がこんなふうになってしまった、とか、ちゃんと話もしないまま向こうの世界にいってしまった、というような、哀れさや悲しみであって、「お父さんがかわいそう」とは思わなかった。

「前は忘れてくだけやったのに。このままどうなってしまうんやろ。何もかもわからなくなってしまうんかな」
「もうちょっと普通でいられたはずやのに、この家に来たせいで急にあんなになってしまって」
それは違うって。何のせいでもないし、仕方ないんだって。


泣きじゃくる妹をなだめて電話を切ったあと、夜遅くにもう一度電話がかかってきた。
「デイケアから帰って来たら、お父さん、元気やったわ」
えへへ、と照れたように笑っている。
「デイケアの人の話聞いて、お父さんどうなってしまったんやろと思ったけど、ちゃんと『ただいま』って帰ってきて、『お風呂入りや』って言うたらひとりで入ったわ。
でもやっぱり、何もかも麻雀やわ。頭が麻雀になってるわ」


お風呂で石鹸で体を洗うところまではできても、シャワーで流そうとすると「これは(この牌は)捨てたらあかん」と、体に泡をつけたままにしておきたがるらしい。
お風呂に入るのに服を脱がそうとした時も、「これは上がりやから、捨てたら(脱いだら)あかん」。
お風呂を出てパンツを穿いてパジャマを着たあと、思い出したようにパンツだけ脱いで持ち歩いて、「あとで捨てる牌やから持っとく」。
服を数えては「おれ、上がりや。数えてくれ。これなんぼや」「知らん」「これチンイツや。マンガンくれ」。
自分の手をじっと見ては「ニコニコできてる。上がりや。金くれ」。
(はい、若かりし頃は友人間での賭け麻雀にはまってました。時効なので許してやって。)
みんなが食事を済ませたあと帰ってきたところで食事を出したら、「順番に食べやな、おれひとりやったらあかん。4人要る」。
時間がなかったので握り寿司を買ってきたら、「これだけやったらおれはどっから(牌を)とるんや」。味噌汁と漬け物を出したらあれこれ考えながら食べたらしい。
食事は必ず最後に何かふたつ並べて残して、「カンできてるから、明日この続きするから置いといてくれ」。

病院によると、この麻雀への固執は一種の強迫観念だろうとのことらしい。
以前から処方されていたアルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」に加えて、少し攻撃性が出てきた9月から「チアラリード」と「セロクエル」という薬が追加されていたそうで、今回はそこに、睡眠導入剤と強迫観念を取り除く薬を追加するとのこと。


「お父さん、かわいそうと思ったけど、もしかしたら本人は幸せなんかもしれへんなあ。すごくうれしそうに『おれ、上がりや』って言ってくるねん」と、妹。

何かを数えながら
「おれ上がりや。金くれ」
「私はしてへん」
「え? じゃあわしは誰とやっとんねん」

泣けてくる。
父には世界がどんなふうに見えているんだろう。
by karino-tohko | 2011-11-08 21:42 | 日記
2011年 11月 05日
R自炊中→発熱中
投稿できてなかった土曜日分
 ↓


祝日明けの昨日、Rの机の脇に見慣れない機械があると思ったら、自炊用画像読み取り機だった。
f0000211_2121391.jpg

続けて裁断機も発見。
長らく机の隅に積んであった高さ30cmほどの山が、昨日一日で消えた。
山になっていたのは、書類や雑誌や名刺やカタログなど。
家で山積みになっている私の切り抜きや雑誌もこれに頼もうか。



このあと、R発熱。
額に熱冷シートを貼り付けてうつろな目で仕事していたけれど、夕方6時過ぎにふらふらと帰っていった。
会社にはまだ他の人たちがいるので私は帰れず、「ご飯炊いてあるし冷蔵庫にこのあいだの鰻があるけど、食べられる?」と訊いたら、「ぼくのプリンがあるからいい」。
昼間、薬や水や栄養剤と一緒に、プリンやビタミンゼリーを買ってきたらしい。
ぼくのプリンを食べてぐっすり眠っておくれ。
by karino-tohko | 2011-11-05 23:50 | R
2011年 11月 05日
F氏の蔵書を整理した
先週の日曜日と一昨日の祝日で、F氏の蔵書を整理した。
と言っても、本の部屋の床のひと隅を掃除してすのこを敷き、ダンボール箱に番号を振って箱ごとに本のリストを作りながら、すのこの上に積み上げただけ。
ひと箱に2,3個ずつシリカゲルの小袋を投入したけれど、箱が紙製じゃあまり意味はないかも。

f0000211_2313074.jpgすのこを買いに出たら、こんなにしっかり厚くゲタも高い桐製のものが2枚298円でびっくり。(上に載ってる黄色い棒は1m物差し)
100均にも桐のミニすのこがあったけれど、ゲタ(足)が薄過ぎて通気性があやしかったので却下。
結局この2枚に全部載りきったので、100円のミニすのこを5枚買う予定だったのより安くついた。

以下、気まぐれに写真に収めながら、箱詰め。

f0000211_23133845.jpg函にも表紙にも中表紙にも著者名の入ってない市販の文芸本って初めて見た気がする。
思潮社の『おとらんと城綺譚』(ホーレス・ウォルポール著)。


f0000211_23143233.jpg濃いマーブル柄の函は、国書刊行会の『世界幻想文学大系』。
Rも数冊持っていたけれど、いっきに40数冊増えた。
いや、一巻につき2A、2Bと複数ある巻もあるから、合計60冊近いかも。


f0000211_2315087.jpg噂の『日夏耿之介全集』が出てきた。
広辞苑に近い厚さで広辞苑より重い。片手で持ち上げられない。
撮り忘れたけれど、日夏耿之介監修の『奢灞都(東邦藝術)』全十三冊の帙入り復刻版(牧神社)も出てきた。
(「灞」、ブログ上では文字化けするかも)


f0000211_23154862.jpg 『世界魔法大全』(国書刊行会)。
そうだった。Fさんは黒魔術にも心酔していた。
人文書院のエリファス・レヴィ『高等魔術の教理と祭儀』も当然ある。


f0000211_2316855.jpg『真ク・リトル・リトル神話体系』(国書刊行会)。
中の装丁も美しい。


f0000211_2316285.jpg『世界幻想文学大系』の第1巻から15巻あたり。
このあたりの外函のカバーは、それぞれ微妙に色合いの異なる、薄いサーモンピンクからオレンジまでの明るいグラデーション。
全ページの両端に、巻ごとに違う色で柱絵(?)が入っている。昔の全集のような懐かしさ。(まあ、これも昔の全集だけど。)

f0000211_23171117.jpgカバーも一冊一冊凝ったデザイン。


f0000211_23173761.jpg学生の頃この装丁に憧れていた、国書刊行会の『フランス世紀末文学叢書』。
ユイスマンの『腐爛の華』一冊だけを持っていたけれど、まさかこんな形でほぼ全巻を手にすることになるとは。せつない。


f0000211_23175860.jpg最後の方で開けたダンボール箱の底から、何やら仰々しいものが二冊出てきた。
二冊目の『ヴァティック』(ヴァセック)と、三冊目の『オトラント城綺譚』。牧神社。

f0000211_23181470.jpgこの『ヴァティック』と『オトラント城綺譚』は二重函入りで、多色手刷りマーブル表紙にインド製山羊革装という超特装版。
それぞれ限定65部の内の一冊で、『オトラント城綺譚』の方は「翻訳者によるサイン及び献辞入り」とある。中紙もすごい。(興奮して撮り忘れた)


f0000211_2325828.jpg他にも初めて目にする本は多くあったのに、なぜか「あ、初めて見る本だ」と強く思った本。
チャールズ・ディケンズの『互いの友』(こびあん書房)。
F氏の他の蔵書とは少し異質な、でも私好みの装丁。
日が落ちてきていたけれどこの表紙は自然光で撮りたかったので二階の窓辺に持って上がったら、空色の表紙にほんのり街灯のオレンジ色が射した。


f0000211_2320473.jpg『チェスタトン著作集』(春秋社)。
ああ、好きな紙質とインク。たまらない。


以上、計362冊、小ぶりのダンボール箱に20箱
その多くが、国書刊行会と牧神社、桃源社のもの。
あとは河出書房新社や奢灞都館、こびあん書房、創土社などで、それ以外は数冊ずつのみ。
ほとんどは、学生の頃の蔵書のよう。


ひと箱ずつ開けて一冊ずつ書名を書き出しながら、あの人はどんな思いで長年この本を…なんて一日ひとりであれこれ考えていたら、当然ながら、だんだん滅入ってきた。

滅入りつつ箱を開けていたら、最後の方の箱から、年賀状の束が出てきた。
ああ、Rが「年賀状、全部残してあったよ」と言ってたやつだ。
「年賀状もみんな処分するっていうから、ぼくが出した分、もらってきたよ」
いや、出したのは私だよ。
届いてるのかどうかもわからないまま出し続けた年賀状。
「どうしてますかー?」「戻って来ないってことは届いてるんですよね?」
Rが選んだ奇妙な(奇怪な)写真と、そんな短いひとこと。
クスッと笑いながら読んでたんだろうか。
返事は一度もなかったけれど、読んで、全部本と一緒に残してくれていた。
ありがとう。
by karino-tohko | 2011-11-05 23:27 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2011年 11月 02日
何のせいでもない
昨晩あのあともう一度、妹から電話があった。
「お父さん、今ひとりでお風呂に入ってるわ」
妹の声が明るい。よかった。

「最初ちょっと困ってたみたいやから、ちょっと背中洗ったりしたってんけど、あとはひとりで入ってるわ。
昨日はもうどうしようかと思って。この先どうなるんかと思ったら、どうしたらいいかわからなくなって、夜眠れへんでん。お父さん、この家に来たせいでこんなふうになったんやったら、どうしようって」
そんな、その家に行ったせいで、なんてことは絶対ないから。そこで預かってもらうことになって環境が変わったのも仕方のないことだし、ひとりで全部負担して全てやってくれてるのに、そんなこと、と言ったら、
「それが、もしかしたらお腹ゆるくなったのが、土曜の朝に食べさせたお豆のせいかもと思ってー」

「朝、口の開いてる市販の煮豆があったから、ちょっと日が経ってるかなと思ったけど賞味期限内やったし、まあ大丈夫やろと思って出してん。でもやっぱりちょっと古かったんかナ?って」
エヘ、と笑う妹。
「もしあのお豆のせいでお腹ゆるくなってそれでお父さんがあんなことになったんやったら、そのせいで取り返しのつかないことになってしまったんやったら、どうしようと思ってて。まいったわぁー」
泣きそうな笑い声。
どんな思いで一晩過ごしたのかと思うと、本当に申し訳ない。
電話の向こうで父の呼び声と水音。
「あ、ちょっと待って」
家からなのに携帯で電話してきたのは、風呂場のドアの前で父の様子を伺いながらの電話だったかららしい。
「頭洗ったあと、ゆすぐのがちょっとわからなくなったみたい。頭を泡々にしたまま『これ、どしたらいいんや』って。シャワーの使い方がわからなくなったんかな。笑」
見守りながらでもひとりでお風呂に入れるまでに戻ったことに、本当にほっとしているらしい声。

一昨晩の妹からの電話は、話を聞いただけの私でもかなりまいってしまった。
そんな父親を前に接している妹には、どれほどショックだったことか。
今、妹が精神的にまいってしまったら、本当にどうしようもなくなってしまう。
どうか、妹が、持ち前の楽観的な大らかさで持ち堪えてくれますように。
(…と丸投げな自分が、情けなく申し訳ない。)


今回はなんとか元に戻っても、いずれ父の認知症が進行すれば、一昨日のような状態になってしまう可能性は高い。
いや、それよりももっと悪い状態になってしまうかも知れない。
その時がやってくる覚悟をしておかないと。
覚悟だけでなく、なんとか手を考えておかないと。
by karino-tohko | 2011-11-02 18:42 | 日記
2011年 11月 01日
記憶の帰る場所
昨晩0時前に妹から電話があった。
「お父さん、急に何もかもわからなくなってん」と。

先週初めに母が再入院したので、父はまた妹の家でみてもらっている。
「ご飯の食べ方もわからなくなってん」
「うんこを手でつかんで落としてそれをスリッパで踏んで歩くし、うんこつかんだ手であちこち触るから、家中うんこだらけになって」
「お風呂も服を脱ぐのを嫌がって入らないから、せめてお尻のうんこだけでもと思って無理矢理洗ったったんやけど」
「なんで急にあんなになったんやろ。泣けてきたわ」

本当に突然だったよう。
土曜日にお腹を下し、その夜デイサービスセンターから帰って来てお尻が痛いと言うので見ると、お尻に便がついたままでかぶれたようになっていて、そのせいでその晩は痛くてあまり眠れなかったらしく、翌日曜日は昼間ほとんど眠ったまま。
その合間に起きては便をして、あちらこちらを汚してまわっていたらしい。
お昼ご飯をほとんど食べなかったので、お腹を下していて体調が悪いせいかと思っていたら、昨日の月曜日に、平日の昼間預けているデイサービスから「食事をまったく食べないので迎えに来て下さい」と連絡が入り、仕事を早退して連れ帰って何か食べさせようとご飯と味噌汁を出したら、「これ、どうやって食べるんや?」と。

「頭の中が麻雀やねん」と、妹。
マージャン? じゃらじゃらぐちゃぐちゃってこと? と訊いたら、
「何でも三つ揃えないといけないねん。服も三枚。今日は暑いから一枚脱ぎって言っても、『捨てる牌がないから脱げへん』って」
そう言えば、以前の父は麻雀が得意だった。
「ずっとお椀の中をいじってるから何してるのかと思ったら、お味噌汁の具のじゃがいもと玉ねぎとわかめを分けようとしてるねん。でもおつゆの中やから混ざって分けられないし、ずっとそれやってるから、小さい容れ物出したったら、そこにじゃがいもと玉ねぎとわかめを出して分けて並べてるねん」
手持ちの牌を整理したかったのか。
「そう言えば日曜のお昼も、お椀の中をずーっと眺めて悩んでてん。食べたくないのかなあと思ってたんやけど、あの時もうおかしかったんやわ」

どれが食べ物か、どうやったら食べられるのかがわからなくなったらしく、赤ちゃんのようにひとつひとつ口に運べば食べてくれるらしいけれど、今のデイサービスセンターではそこまではしてもらえないようだし、平日昼間働いている妹には昼食の世話はできない。
「この家に来た環境の変化とか体調のせいで一時的に混乱してるだけやったらいいんやけど。あさってお父さんの神経内科の予約日で休みとってるし、その前に、明日仕事休んで内科に連れて行ってくるわ」
まかせっ放しで本当に申し訳ない。


私は時々、寝起きに記憶が飛ぶ
寝ぼけて、自分のいる場所がどこなのか、Rが誰なのかもわからなくなった時の私はいつも、13歳から16歳あたりにいる。
私が10歳の頃に一部建て替えられ、その家を出る直前に全面的に建て替えられるまでの15年以上を過ごした家の、東角の三畳の洋間の机の前が定位置だった頃。
そこで執拗に同じ本のページを繰り、好きな語彙を書き並べ、同じようなことばを繰り返し綴っていた場所と時間。
偏執的に凝り固まり煮詰められた、思考やことばや仕草。
今の記憶が不確かになった時はいつも、そこに帰る。

それが、父にとっては、麻雀なのかも知れない。
結婚当初から10年間ほど毎晩深夜まで麻雀にふけり、その後も20年近く週末に打っていた麻雀。
三つ揃えては切り、三つ揃えては並べ。
繰り返し繰り返し機械的に牌を切るその思考が、物事がわからなくなり混沌としてきた父にとって、一番確かに物事を積み上げる手掛かりになっているのかも知れない。


・・・


今、妹から電話が入った。
今日内科で薬をもらってきてお腹の調子が落ち着いたら、少し状態が戻ったとのこと。
「ひとりでご飯が食べられたし、昨日は家に入る時に靴を脱いでスリッパに履き替える意味がわからなかったけど、今日は家に帰った時に自分から『わしのスリッパはどれや』って訊いてきたわ」
よかった。本当によかった。
明日は父の神経内科(物忘れ外来)の予約日なので、そこで相談してくるとのこと。
どうか、このまま落ち着いてくれますように。
by karino-tohko | 2011-11-01 20:46 | 日記