京都にある国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が、人が目で見た文字や図形を脳の信号から読み取って画像化することに世界で初めて成功したとのこと。
「目で見た図形、脳信号読み取り画像化」
実験では白黒5種類の図形とアルファベット6文字を用意。被験者の脳の血流をMRIで測定し、100コマの画像に再現。2つは確かにほぼ同じと言えそうです。
今回の研究が進めば、夜見る夢を画像にできたり、言葉を話せない人が頭に思い浮かべるだけで意思を伝えられるなどの可能性が期待されます。
(TBSニュース 12月11日より)
2年ほど前にニュース番組かドキュメンタリーで同じような話を聞いてまったくこれと同じような映像を見た記憶があるんだけれど、「世界で初めて」ってことは思い違い??
上記ニュースサイトにあったニュース番組動画のテロップには「大脳視覚野を測定」とあるけれど(このPCでは音声が出せないのでテロップだけ)、「視覚」の器官を通して見ていない「夢」や思い浮かべただけの映像もこの延長上で画像化できるようになるんだろうか。
これをさらに記憶野からも引き出せるようになったら、清水玲子の
『秘密(トップ・シークレット)』の世界がいつか現実のものになるかも知れない。
ところで、『秘密(トップ・シークレット)』、こちらでの放送はいったいいつになるんだろう。
(写真は上記ニュースページの動画より。
上段は被験者が実際に見た画像、下段はその時の脳から再現された画像)
追記:
MSN産経ニュースによると
夢を見ているときや、頭の中で映像をイメージしているときも、視覚野は活動すると考えられている。ATR脳情報研究所の神谷之康室長は「夢を読み取って画像化することも、荒唐無稽なことではない。医療での患者の心理状態の把握、新たな芸術や情報伝達の手段などに応用できるかもしれない」と話している。
とのこと。