下の
「コンロ掃除と炊飯器磨き」で思い出した、「少しずつ汚れてくると気付かない」の写真。
マウスだこが悪化した2年ほど前、何かマウスだこ部分の摩擦を和らげるものはないかと考えて、指先が擦り切れて穴が開いた手袋の指先を切り落として、会社でパソコンを使う時に右手にだけそれをはめるようにした。
ちょうど冬場だったので、暖かいし痛みも和らぐしで、一石二鳥。
上着でもマスクでもいったん身に着けると着けっぱなしになりやすい私は、そのうちその片手だけの指なし手袋を朝から夜まで嵌めっぱなしにするようになって、銀行や郵便局にも右手にだけはめたまま出かけるようになっていって。倉庫作業に呼ばれた時もそのまま作業して車のハンドルもその手袋をはめたまま握るようになったので、起毛した柔らかい生地だったせいか、指先だけでなく手の平部分にも小さな穴が開き始めたけれど、多少穴が開いていても、マウスを使う時に手が擦れる部分さえカバーしてくれていれば問題はなかったので、そのまま使用。
そうしたら、ある日、現金集金に来た人からお釣りを受け取ろうと右手を差し出した時に、一瞬「えっ…」と引かれたのを感じた。
あらためて、差し出した自分の手の平(を覆っている手袋)を見た。
うん、よその事務所でこんな手が出てきたらちょっとびっくりするかも。
(明るく柔らかなレンガ色だった色もずいぶんずず黒く汚い色になっていたので、白黒で。)
毎日はめているのに、ここまでボロくなっていることに気付かなかったなんて、と自分であきれて思わず写真を撮った。
いや、毎日はめているから少しずつの変化に気付かないのか。