「読み逃げ、ムカつく!」
「踏み逃げお断り! 必ずコメントしてください」
「踏み逃げの人はアク禁(アクセス禁止)します!」
去年だったか一昨年だったか、よそでそんな書き込みをする人たちがたくさんいるのを見て驚いた。
「読み逃げ」にムカつくというのにも驚いたけれど、「必ずコメント」にも驚き。義理や強制でもらったコメントでも嬉しいんだろうか。
私はブログでもSNSでももっぱらROMだし、足あとも気にしない。(このブログには足あと機能はないので、誰が見ているのかもわからないし。)宣伝コメントにイカることはあっても、「読み逃げ」にイカる人たちの気持ちはさっぱりわからない。むしろ、SNSで足あとが付くたびにコメントをもらってそれにひとつひとつ返事をしなきゃいけなくなったら、すぐに退会してしまうだろう。
SNSで私の無言の足あとに気分を害した人がいたかもとビビリながらも、足あとが付くたびにコメントをもらって、それにひとつひとつコメント返しをして足あと返しをして(どこかで「当然、足あと返しもすべき」みたいなのを読んだ)、足あとを付けたからには向こうでもコメントを書いて、そこにもらった返事を見るためにまた足あとを付けたらまたコメントしなきゃいけなくて…、なんてやっている人たちがいるのかと思うと、なんて窮屈でたいへんな、それじゃあ息苦しいばかりで楽しくないんじゃあ? と、余計な心配をしてしまう。
「最近の若者」(老人語?)にはそれが当たり前なのか、そうやって互いの関係を確認し続けるものなのか、と思っていたら、昨日のネットニュースに、「SNSのあしあと“踏み逃げ”を嫌うのは『社会人既婚男性』」という記事があった。アンケート調査によると、踏み逃げを最も嫌っているのは実は若者ではなく、社会人既婚男性だったらしい。意外。
どちらにしろ、読み逃げを許せないような人からすれば、人のところを読み逃げするうえに自分のところに頂いたコメントまで読み逃げする私など、極刑モノかもしれない。すみません。