「はい、できましたので確認お願いします」
営業事務の人が請求書を作って持ってきた。
その人は長年そろばんをしていた人で、3桁×3桁の暗算が瞬時に出来る人。(見聞きした数字は電話番号でもカレンダーでも、すべて瞬時にそろばんの珠の画像に変換されるらしい。)
かたや私は、1桁+2桁の暗算もアヤシイ人。
まあ、請求書の計算にはPCや電卓を使うので暗算はできなくてもいいんだけれど、注意欠陥脳の私が厚さ2cmほどある伝票の束の数字を全部正しく打てるかというと問題で、キーを打ち間違えたり途中で1枚抜けたり、ひたすら電卓を叩いている間に違うことを考え始めて自分が何をやってるのかわからなくなったり。なので、その人が作ってきた請求書を私が検算しても一発で合うことは滅多になくて、2回、3回と計算するたびに答えは変わってしまい、ひどい時には5回6回やっても合わない。
結局、その人が持ってきた数字と同じ数字が出るまで計算し直し続けることになってしまう。
検算とは言えないなあ。
探し物をしていた時に出てきた有名ブログの記事中に、「日本ではADHDをどちらかいえば知能が劣ったものとして捉えられているが、米国では、著名人にも多いという受け止め方もある」という記述が出てきてびっくり。確かに知能に不均衡はあるだろうけれど、高い人も低い人も幅広くいるしなあ。
今から4年前の記事で、著者本人にもADHD傾向があると書かれている。
「ADHDという障害は知能が劣っていると捉えられる」という意味ではなく、「ADHDで集中力等がなくて学校の勉強についていけない場合、知能が劣っていると思われてしまうことがある」という意味? いや、後に続く文を見たらそうじゃないか。
うーん…。