ついに、パオを手放すことにした。
決算日が迫る落ち着かない中、車検を6月3日に控えて、先週ギリギリの決断。
このパオを買ったのは、確か6年前。
車を買い替えるつもりなどなかったのに、ましてやパオに乗れる日が来るなんて思ってもいなかったのに、ヤフオクを見ていたらたまたま県内の人が状態のいいパオを18万円で出品しているのを見つけてしまい、すぐに連絡を取って現物を見に走って、その値段のまま早期終了してくれるという有難い申し出があったものの数日間迷って、数万円上がっていたところで慌てて入札。
水色のホーローのダッシュボード、アイボリーの樹脂や艶消しのアルミ色のレトロなスイッチやボタン、アイボリーのハンドル、シンプルな計器類。
かわいくてかわいくて、手に入った時には、一生大切に乗ろうと思っていたんだけれど。
Rに言わせると、私の愛情は、対象がヒトでもモノでも、ただ好きだと言うばかりで、全然大切にしていないそうで。
確かにこのパオも、フッ素加工してあって汚れにくいとは言え、洗車と言えばこの6年間に水洗いを4回ほどしただけで(最初の1回くらいは洗剤も使ったかも)、オイル交換も、エンジンが焼けつきかけてからやっと真っ黒でどろどろになったオイルを交換。
一生大切に乗り続けたいと言いながらも、行動が全く伴っていない。
おかげでエンジンも不調だし、あちこち修理代ばかりかさむようになってきたし、修理をしてもオイル漏れは直らず、持ってあと数年かと覚悟し始めていた矢先。
あれこれあって、急遽、車検を機に乗り替えることになった。
大事に乗ってあげられなくてごめんね、パオ。
あと二日で手を離れてしまう。
で、次に乗るのは、これ。
パオ。
同じアクアグレイ、同じハードトップ。
今度こそ、大切にします。