約10日ぶりにリタリンを飲んで、久しぶりにちゃんと仕事をした。
リタリンを飲んだから仕事に向かえたのか、リタリンを飲もうという気持ちにさせたそのきっかけが仕事に向かわせたのかはわからないけれど、助かった。
私の場合、空腹時に飲むと胃がむかむかして気持ち悪くなりやすいようだけれど、朝9時半過ぎだとまだ胃に朝食が残っていたのか、今日は無事。
このところずっとなんだか気持ちが貧乏ゆすりしているような感じで、お気に入りセンターに入れてあるブログのフィードの更新を繰り返し眺めたり、スパムばかりが届くメールの送受信ボタンをクリックし続けたりしていたけれど、飲んでしばらくしたらその貧乏ゆすりがストンと治まったようになって、たまっていた先月分の伝票入力に集中できた。
と言っても、後頭部がぶわーんとなって薬がまわってきたのがわかってもすぐには「仕事に入り込む感じ」がつかめなくて、1時間近くネット上をうろうろしてからだけれど、いったん照準を合わせたら昼時間になっても止まらない。
お腹はすいていないけれどそろそろ昼ごはんにしなきゃ、と思ったところで、「至急」と書かれた注文FAX。
すぐに電話して注文を確認して、担当者にも連絡して納品の段取りをして、急いで伝票を書いて倉庫にまわして、在庫の確認をして出荷作業を…しなきゃいけないけれど、体がついてこない。
いつもならバタバタするはずの動作はペースが落ちてゆっくり (といっても多分普通の人の普通のペース)になっているけれど、緊張状態の時のように手が震えて、頭もちょっとオタオタ状態。
飲んでいなくてもよくオタオタ状態になるけれど、それとはなんだか感じが違う。
飲んでいない時のオタオタは、頭の中がワーッとなって 「えーっと、えーっと、あれもこれも!」 ってヒモがぐちゃぐちゃに絡んだようなアナログな感じだけれど、飲んでいる時のオタオタは、四角四面でロボットっぽい。
顔の前10cmのところにA4の指示パネルがぱっと下りてきて、それをしようと思ったら左側にも別のパネルがぱっと下りてきて、とりあえずどちらかをしようとしたところで右側にもパネルが下りてきて、気が付くとその横にも横にもパネルが並んでいて、「ドレカラスルノカ ワカリマセン」 という感じ。
あ、書いていてわかった。
飲んでいない時は一度にいろんなことがわっと入ってくるけれど、飲んでいる間は、横に何があろうともひとつのことしか目に入ってこなくて、ひとつひとつしか片付けられない感じ。
ああ、そうか。
飲んだらたまにこういうガクガクオタオタ状態になることがあって、どういう場合になるんだろうとぼんやり思っていたけれど、飲んでいる時に突発的なことが起こるとそうなるのかもしれない。
カチッと照準を合わせて機械的に作業している間は頭の中から他のことを追い出してその作業一色になっているけれど、そこにややこしい電話がかかってきたり誰かが怒鳴り始めたりしたら、ひとつの作業一色で埋まっていた頭を次にどの作業に切り替えるかに戸惑うよう。
飲んでいない時はあれもこれもと同時にわっと情報が入ってきてこんがらがって処理不能になって、飲んでいる時は情報がひとつずつしか入らなくて焦燥感。
ということかも。
まとめようとすると時間がかかるので、書きながら考えたものをまとまらないまま投稿。