そろそろ眼鏡屋に行く時間。
裸眼では新しい眼鏡を合わせる時に鏡の中の自分の顔が見えないので、久しぶりにコンタクトレンズを用意。
ケースの中の保存液も数年前のままなので、はめる前に洗わないとと洗面所の棚から洗浄液のボトルを取り出したら、底がべちょべちょ。
漏れてる?
いや、ベビーオイルの匂い。
置いてあったアルミのトレーを見てみると、トレーにたっぷり液体がたまっている。
一緒にトレーに置いてあったベビーオイルが、夏場の熱さか何かで漏れ出していたらしい。
帰ってから掃除しようと思って棚の扉を閉めかけたところで、トレーの液体の中にお気に入りのセルロイドケースが浸かっているのが目に入った。
セルロイドって、油で溶けたり変形したりするかもしれない。
慌てて取り出してティッシュでオイルを拭ったら、ティッシュが水色に。
水色…? あ、除光液?
除光液も溢れ出していたらしい。
それなら他の樹脂類も救出しておかないと。
…気が付くと、待ち合わせ時間の10分前。
ここから15分はかかるのに。
ごめんー!
店で用意してくれていた眼鏡は3つ。
前のと同型で色違いのを二つと、前のと同じ色で型違いのをひとつ。
色違いのは、シビラ系の黄緑を深くしたような色と、緑がかった深い青色。
どちらも好きな色だけれど、赤みのある私の肌色には全く馴染まない。
でも輪郭にはその形の方が馴染む。
しばし迷った後、前のと同じ色で少し形が違う方にした。
差額を足せば、他のフレームでも構いませんとのこと。
っていうことは、今回の眼鏡はタダっていうこと!?
簡単に割れるほど樹脂が劣化していて、たまたま眼鏡屋で割れただけのようなものなのに?
劣化していたものをタダで新品にしてもらえるなんて、嬉しいけれど、申し訳ないような。
すみません。
フレームを決めて眼鏡屋を出たところで、ちょうど、一緒にご飯を食べようと、会社から家に車を置きに帰って電車で出直してきたRがやってきたので、Kuと3人で近くの居酒屋へ。
席に座って料理を頼んだところで、珍しく私の携帯が鳴った。
短い電話を済ませた後、
私 「Siさんからだった」
Ku 「えっ、Siさん!? Siさん相手にそんなわかりやすい日本語で話すの? いつもそう?」
私 「うん、わかりやすかった?」
Ku 「うん、明らかに相手は日本人じゃないとわかる話し方だった」
確かに日本人ではないけれど、日常会話に出てくる言葉は充分普通に通じる相手。
かえって失礼かも。
自分では全然気付かなかった。
帰りにSiさんちに寄ったら、Rと私に誕生日プレゼントを用意してくれていた。
きれいなものと、不気味なものと。
ありがとうー。
写真は、居酒屋で注文したいちごミルク(牛乳がジャージー牛乳!)と、Kuにもらった日向夏という柑橘類と柚子。
日向夏は外皮の内側の白いふかふかの部分に甘味があるので、表面の黄色の部分だけを削いでふかふかごと食べるのが美味しいとのことで、剥いてカットしてくれていた。
実の部分は酸味が強いと聞いたけれどそれほどでもなく、ふかふかごと食べると、ちょうどグレープフルーツに砂糖をかけたような味。
美味しかった。
ごちそうさま。