近ごろ経済や市場の本ばかり読んでいるRが借りてきた映画。
なので、タイトルを見ないまま、真面目な経済の話かと思って見始めたら、
私 「静脈認証して開けたドアなのに、あんな開けっ放しにしておいていいの??」
R 「ギャクでしょ」
私 「?」
R 「静脈認証してドアを開けた後、その内側の古臭いシャッターを手でガラガラ上げてたでしょ」
コメディだったらしい。
現在の不況の原因となった法改正を食い止めるために、主人公がバブル絶頂の1990年にタイムトラベルするという話。
ボディコン、太眉、タクシー争奪、ポケベル、巨大携帯電話。
懐かしい曲が次々にかかる。
ああ、懐かしい光景。
主人公 「これがバブルなのかあー」
私 「いいなあー。私もあんな時代に生きたかったなあ」
R 「生きてたじゃない」
私 「あ、そっか。でもあんなおいしい目には全然会わなかった気がする」
あ、わかった!
スカウトのタクシー代も高額賞品のあるパーティのお誘いも、ヒロインがかわいいからだ。
「かわいい」子はバブルのうまみを満喫していたんだ。
「君さ、Gパンずり落ちてヘソ見えちゃってるよ」
「銀行が潰れるわけないじゃん」
「ありえなくない?」「“ありえなくない”ってのはありえるのか? ありえないのか?」
「これヤバイー」「“ヤバい”? なんか変なもん入ってたか?」「ううん、とってもおいしいっていう意味」「日本語おかしいだろ」
ストーリーはともかく、そういったカルチャーショックやバブル期のファッションや街の様子を見ているのが面白い。
2007年が「現在」に設定されているけれどいつの映画だろうと思ったら、今年の2月公開だったそうな。
TVCMもしていたらしいけれど、まったく知らない。
あっ! 私にもあったバブルの恩恵、思い出した!
バブル(がもう崩壊し始めてたけれど)のおかげでフリーターだった私や薄給Rにも銀行がたっぷりローンを組んでくれて、好きな家が建てられたんだった。
(おかげで今ではローンじごく…)
ちなみに、Wikipediaやはてなによると、バブル期とは、1986年11月(または12月)から1991年2月までの51ヶ月間を指すとのこと。
ああ、ほぼモロど真ん中だったかも。