倉庫に行ったら
「ハイ、カリノさんにお中元」
と、間に合わせの空き箱に何かを入れたらしいものを渡された。
「何? 虫?」
(会社で私にプレゼントされるものと言えば、虫)
そっとフタの隙間から覗くと、
「おー! カマキリ!」。
ちょうど一昨夜、Onさんが貸してくれた
『とりぱん』の第2巻 (にカマキリが登場) を読んだばかりだったので、歓喜。
カマキリのフォルムは好き。
でも、いったいどうやって飼えば…?
蚊でも飛んできたら箱の中に入れてやろうと思ったけれど、今日に限って机の周りに何もやってこない。
何か生餌をやらなきゃ、と事務所の横の小さな草むらに探しに行ったけれど、ヤブカラシにスズメガの幼虫か何かがいた形跡はあるのに、いくら探しても蟻一匹見つからない。
家の台所で放し飼いにしたらこの時期生餌には困らなさそうだけれど、放し飼いだと私が踏んづけてしまいそうだし、第一そこには勝手に棲み付いている先住民のヤモリ(写真)がいるし。
しばし眺めて楽しんだ後、事務所横の草むらへ逃がしてやった。
『とりぱん』は、野鳥の会に入ってるOnさんちの本棚で見つけて借りてきたコミックで、『モーニング』(ってまだあったんだ…)連載の四コマ(くらいの)マンガ。
とりのなん子著 講談社刊。
面白かったので続けて2巻、3巻も貸してもらった。
読んでいると 「わっ、この人と私、似てるかも」 と思うことしきり。
コミック第2巻の帯によると、
□ 種類(モノ)にもよるが、生き物はまぁ嫌いじゃない
□ くだらないことが好きだ
□ “ロハス”とか“スローライフ”と聞くと、ちょっと「ケッ」と思ってしまう
□ 職場のトイレの窓から見える夕日にしみじみしてしまう時がある
上記項目が2つ以上当てはまるお客さま。
精神(こころ)の惣菜(おかず)に『とりぱん』をぜひ。
とのこと。
読み始めるとハマってしまいます。
(中身は表紙と全然違います)