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2007年 08月 18日
教会での通夜の礼拝
教会での通夜の礼拝_f0000211_13375344.jpg地下鉄を降りて出口に向かうと、薄暗い階段の開口部から、夕暮れの陽射しと木々の茂みが目に飛び込んできた。
外に出てみると、通りの向こう側に延々と緑が続いている。
こんな街中に森!?
今自分が出てきた地下鉄出口のすぐ横には、木立の中に古い洋館が。
なんて美しい街なんだろう。
パリ風の小さな画廊や神社を通り過ぎた舗道の少し先に、目的の、レンガ造りの古い教会があった。
外国人設計士の手によるものらしい、落ち着いた緑豊かな美しい教会。

ひっそりとした教会の中に入ると、まだ人はまばら。
ステンドグラスを通して、柔らかな光が射しこんでいる。
受付で記帳して席に着こうと振り向くと、正面の白い花の中に、微笑んでいるあの人の写真があった。
はっとするような穏やかな表情。
ああ、こういうお顔だったっけ。
写真のその人と目が合った途端にふいに涙が出てきて、引き寄せられるように近付いてしばしそばで見つめていた。
顔識別能力の低い私の頭の中で、記憶の中の印象と今目の前にある写真とがぼんやりと溶け合わさっていく。

式は、柔らかに射しこむ自然光の中で静かに行われた。
牧師が読み上げる聖書のことば、パイプオルガンの倍音、あの人が好きだった賛美歌。
家族や身近にいた方たちが語る、あの人の人柄を偲ばせる思い出話や、知らなかった一面を垣間見させるエピソード。
受け取った小冊子に綴られているあの人の生涯や、語られるあの人の姿に、生前、もっともっといろんなことを語り合いたかったという思いがいっそう強くなる。


礼拝の後に花を献じて出口に向かってからもそのままそこを立ち去るのが名残り惜しく、しばらくとどまっていたら、偶然、以前一緒に家に招待されたAさんを見つけた。
私のことなので顔は覚えていなかったけれど、もう一度中に入ろうかどうしようかと入口の階段を上りかけところで、ちょうど目の高さに私の好きなDEAN & DELUCAのトートバッグが現れて、ふと顔を上げて持っている人を見ると、なんとなくAさんのように思えて。
思い切って声をかけてみると、そうだった。
訃報が届いた時に真っ先に浮かんだのは、3人で会ったことのあるAさんのことだったけれど、メールアドレスもわからず以前の連絡用BBSのページもなくなっていて、連絡が取れないままだった。
Aさんは、白いトートバッグをコインロッカーに預けてこようとしていたけれど、時間がなかったのでそのまま持ってきたとのこと。
そのバッグがなかったらAさんに気付かないままだった。
きっとあの人が引き合わせてくれたんだろう。

一緒にもう一度教会の中に戻ってつれあいの方に挨拶して、気持ちが落ち着いたところで、Aさんとふたりで食事に行くことにした。
お盆で周囲のお店がほとんど閉まっていた中、人通りのない裏通りに入って店先の明かりに引かれて近付いたお店の名前が、Heaven’s Kitchen。
ダイニング・バーらしいので食事になるような料理はあまりないかも知れないと思いながらも、名前がちょうどこの日のためのように思われたので、店の中へ。
静かで落ち着いた店で、ちゃんとボリュームのあるおいしい料理が出てきた。
ふたりで取り分けようと頼んだメニューの中のひとつは、「神様の宝石でできたサラダ」。
繊細で透明で小さな光に満ちていて、まるで万華鏡のような、神様の祝福を思わせるようなひと皿。


教会での式は、祝福というにふさわしい、あの人らしく、穏やかで美しく心に残るものだった。
ずっと前に、私が何かで突然亡くなった時に備えて、私の希望する葬儀の方法や場所のしつらえ、遺品の整理などについて細かく紙に書き上げてRに読み聞かせたことがあったけれど (読み上げているうちに自分で泣けてきて、聞いているRもつられて泣いていたけれど、「そんなの、不可能」と、無碍もなく却下)、それに近いものだった。
そばにあんなふうな教会があったなら、私も礼拝に通って最後の時はそこでお願いしたいと、真剣に思うほどに。
by karino-tohko | 2007-08-18 21:00
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