記録魔。保存魔。依存体質。プラシーボ体質。
片付けられない人間。 アスペルガー+ADHD。 汚部屋写真はこちら ↓ karino.exblog.jp/18010845/ ↑ ブログタイトルをクリックすると最新記事30件が表示されます (「タグ」「以前の記事」一覧も目次の下に本文が30件ずつ表示されます) にほんブログ村 [PR] キーワード広告 カテゴリ
全体モノ 家 雑貨 蒐集 A-spectrumの脳みそ ARTS、CINEMA、BOOKS 異文化の人たち 日本語 WEB、PCなど 好きなこと R 日記 一時避難 一時避難2 未分類 タグ
汚部屋 片付け(346)
雑貨(292) 家(120) 脳(69) 石鹸(57) レシピ(48) 引き出し・クローゼット(47) 好きなデザインの家電(45) 認知症(34) 親の家の掃除と片付け(33) 眼科手術(22) リタリン・コンサータ問題(18) パジャマ(10) カメラ(7) ピナ・バウシュ(7) アール・ブリュット / アウトサイダー・アート(5) A-spectrumの脳みそ参考リンク
■ADHD
■アスペルガー症候群(AS) ■高機能広汎性発達障碍(HF-PDD) ■ オマケ フロンティア★ADHD (漫画で解説★ADHD) 検索エラーがよく起きます。 「キーワードに一致する結果が見つかりません」と出た時は、そのままの画面でもう一度「検索」ボタンをクリックしてみて下さい。 ↓ 検索
以前の記事
2022年 11月2018年 09月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 03月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 記事ランキング
ライフログ
ブログジャンル
お気に入りブログ
夢見るかえる KHAKI DAYS ふるふる、ぐるぐる 七味とうがらし カメラの記憶 Clov's Kitchen PG ばーさんがじーさんに作る食卓 また同じ映画をみてしまわ... 村人生活@ スペイン No Blog,No L... r-photo O 糸巻きパレットガーデン r-note Kumatetsu Ga... ヒビノアワ **暮らし** 堂本陶工房 日記 やっぱり・・旅へ 岩室温泉・松屋の幸せありがとう SoL ~ Slice ... 窓の向こう側 MAISON ET TR... kingstone Photo その他のジャンル
リンク
・撮ったもの(iStock:Linoleums) ・好きな色や形(Pinterest:Karino Tohko) ・好きなものメモ(Untitled) (tumblr Gallery : Untitled) ・裏ルンタ ・50になってもまんがを描いている (AHOHO!!!) ・Karachi’s Homepage ・inclusion ・変貌する歌声たちへのオマージュ ・片付けられない女魂 ・おそらくその平凡こそ幸せ ・OIKAWA,Satoko blog ・X51.ORG ・a_a ・夢で、逢いませう ・The Art Notes to the Swan of Tuonela トゥオネラの白鳥に捧ぐ鑑賞ノート ・廃墟ディスカバリー ・午前3時、万年床で見る光芒 ・舟橋英次 迷宮の世界 ・気がつけば82歳 ・みたらしだんごのにおい ・汚部屋だらけの家を綺麗に ・ほんわかぽにょぽにょ ・とりあえず俺と踊ろう new! リンクはご自由にどうぞ。 連絡は不要です。 Twitter
@linoleums連絡先として利用してきたexciteのメールサービスが終了するので、代わりにtwitterアカウントを貼っておきます。 このページをよく読んでくれている人が「よく読んでいる」ブログが表示されるそうです。 試しに貼ってみました。 ↓ |
2007年 08月 18日
地下鉄を降りて出口に向かうと、薄暗い階段の開口部から、夕暮れの陽射しと木々の茂みが目に飛び込んできた。
外に出てみると、通りの向こう側に延々と緑が続いている。 こんな街中に森!? 今自分が出てきた地下鉄出口のすぐ横には、木立の中に古い洋館が。 なんて美しい街なんだろう。 パリ風の小さな画廊や神社を通り過ぎた舗道の少し先に、目的の、レンガ造りの古い教会があった。 外国人設計士の手によるものらしい、落ち着いた緑豊かな美しい教会。 ひっそりとした教会の中に入ると、まだ人はまばら。 ステンドグラスを通して、柔らかな光が射しこんでいる。 受付で記帳して席に着こうと振り向くと、正面の白い花の中に、微笑んでいるあの人の写真があった。 はっとするような穏やかな表情。 ああ、こういうお顔だったっけ。 写真のその人と目が合った途端にふいに涙が出てきて、引き寄せられるように近付いてしばしそばで見つめていた。 顔識別能力の低い私の頭の中で、記憶の中の印象と今目の前にある写真とがぼんやりと溶け合わさっていく。 式は、柔らかに射しこむ自然光の中で静かに行われた。 牧師が読み上げる聖書のことば、パイプオルガンの倍音、あの人が好きだった賛美歌。 家族や身近にいた方たちが語る、あの人の人柄を偲ばせる思い出話や、知らなかった一面を垣間見させるエピソード。 受け取った小冊子に綴られているあの人の生涯や、語られるあの人の姿に、生前、もっともっといろんなことを語り合いたかったという思いがいっそう強くなる。 礼拝の後に花を献じて出口に向かってからもそのままそこを立ち去るのが名残り惜しく、しばらくとどまっていたら、偶然、以前一緒に家に招待されたAさんを見つけた。 私のことなので顔は覚えていなかったけれど、もう一度中に入ろうかどうしようかと入口の階段を上りかけところで、ちょうど目の高さに私の好きなDEAN & DELUCAのトートバッグが現れて、ふと顔を上げて持っている人を見ると、なんとなくAさんのように思えて。 思い切って声をかけてみると、そうだった。 訃報が届いた時に真っ先に浮かんだのは、3人で会ったことのあるAさんのことだったけれど、メールアドレスもわからず以前の連絡用BBSのページもなくなっていて、連絡が取れないままだった。 Aさんは、白いトートバッグをコインロッカーに預けてこようとしていたけれど、時間がなかったのでそのまま持ってきたとのこと。 そのバッグがなかったらAさんに気付かないままだった。 きっとあの人が引き合わせてくれたんだろう。 一緒にもう一度教会の中に戻ってつれあいの方に挨拶して、気持ちが落ち着いたところで、Aさんとふたりで食事に行くことにした。 お盆で周囲のお店がほとんど閉まっていた中、人通りのない裏通りに入って店先の明かりに引かれて近付いたお店の名前が、Heaven’s Kitchen。 ダイニング・バーらしいので食事になるような料理はあまりないかも知れないと思いながらも、名前がちょうどこの日のためのように思われたので、店の中へ。 静かで落ち着いた店で、ちゃんとボリュームのあるおいしい料理が出てきた。 ふたりで取り分けようと頼んだメニューの中のひとつは、「神様の宝石でできたサラダ」。 繊細で透明で小さな光に満ちていて、まるで万華鏡のような、神様の祝福を思わせるようなひと皿。 教会での式は、祝福というにふさわしい、あの人らしく、穏やかで美しく心に残るものだった。 ずっと前に、私が何かで突然亡くなった時に備えて、私の希望する葬儀の方法や場所のしつらえ、遺品の整理などについて細かく紙に書き上げてRに読み聞かせたことがあったけれど (読み上げているうちに自分で泣けてきて、聞いているRもつられて泣いていたけれど、「そんなの、不可能」と、無碍もなく却下)、それに近いものだった。 そばにあんなふうな教会があったなら、私も礼拝に通って最後の時はそこでお願いしたいと、真剣に思うほどに。
by karino-tohko
| 2007-08-18 21:00
| |||||||
ファン申請 |
||