で、大学病院に行ってきた。
大学病院でなくてもよかったんだけれど、検査機器のあるのうしんけい外科(検索よけ)が他にどこにあるのかわからなかったし、そこなら付き添いなどで行き慣れていたので。
付き添いで行ったことはあるけれど、自分が診てもらうのは初めて。
広いロビーにたくさんの患者、ずらりと並んだいろいろな窓口。
見るからに複雑そう。
どこに行けば…と見回して「新患受付⇒」という案内を見つけて、その窓口に行って言われた書類を書いて順番を待って、のうしんけい外科へ。
そこでまた1時間ほど待って、診察室へ。
「どうされましたか?」
診察室では症状をうまく説明できないことが多いので、あらかじめ大きな付箋紙にいつからどんな感じなのかを書き出して携帯のモニタ画面に貼ってあったのを取り出して読み上げた。
メモが必要なほどの内容じゃなかったからか、先生、ちょっとケゲンな顔。
「これまで病気をされたことはありますか?」
「それはいつごろですか?」
などの質問に続いて、
「今飲まれているお薬はありますか?」
訊かれるだろうとは思っていたし、脳に関係する薬で飲んだらぼわーんとなるんだから、訊かれたら言わなきゃとは思っていた。
「…リタリンを飲んでいます」
「リタリン…? それは何で飲んでいますか?」
それも訊かれるだろうとは思っていた。
どうしようかと思ったけれど、ここでナルコレプシーやウツだと答えてもすぐにバレるだろうし、仕方がない。
「ADHDでです」
「ADHD…?」と、薬剤ハンドブックを手に取ってパラパラ。
ああ…。
「どこの病院で処方されてるんですか?」
「それはどんな字を書きますか? どこにあるんですか?」
まさか、指導が入るとか…? 言わなきゃいけないんだろうか。黙秘権は…と思いながら、正直に言った。
その後は、「ADHDだということですが、診断を受けたきっかけは?」
「いつからそうだったんですか?」
に始まり、ADHD・アスペ・発達障害に関する質問が、多分30分くらい続いた。
私 「先生は他のアスペやADHDの方を見られた(会った)ことはありますか?」
先 「いえ、ありません。ここは脳神経外科なので、こちらではそういったものは診ませんから。
えーっと、ところでご心配されているめまいの方ですが…」
あ、何を診てもらいに来たのかすっかり忘れていた。
先 「お話を聞いたところでは多分何もないと思いますが、MRIを撮ってみますか?」
私 「気になるので念のために診ておいてもらいたいんですが、MRIって、あの、すごく大きな音のするやつですよね…。CTではどうでしょうか?」
先 「CTでも現在出血があるかどうかはわかりますよ。CTなら予約なしで今日すぐにできるので、しておきますか?」
ということで、CTスキャン。
結果、脳内出血などはないとのことで、めまいはストレスから来ているんだろうとのこと。
よかった。
私の脳のCT画像は、ぱっと見たところ、右脳の後ろが左脳よりも大きかった。
前頭葉の発達具合がどんなものか気になったんだけれど、普通の人の大きさを知らないので、見てもわからなかった。
聞けばよかった。
私 「で、めまいの話はほとんどしなくて、発達障害って最近学校などでもいろいろと言われているやつですよねとかって、ずーっとアスペとかADHDの質問ばかり。いつもの先生にもあんなに話したことないくらい。で、そういうのも診てくれるのかなと思ったら、そういうのは診ませんって」
R 「初めてで珍しいからいろいろ訊きたかっただけじゃないの」
そうなの…?
あー、CTスキャン画像のプリントを欲しいって言いたかったけれど言えなかった。
でもやっぱり欲しい。
電話してみようかなあ。