久しぶりにMiさんと会って京都へ。
久しぶりの遠出、久しぶりの休日らしい休日。
北欧雑貨の店やアンティーク屋さん、旧日銀の煉瓦造りの建物を使った博物館、中庭のある迷路のような古い珈琲館、廃校、市場、先斗町、等々、古い建物やお店をいろいろ案内してもらった。
久しぶりの京都で、それでなくてもずっと家と会社の往復だったので、何もかも目新しく、目に入る物全てが新鮮。
目の前に次々にフラッシュカードが出てくるような感じで、脳みそがフル回転しているよう。
お昼ごはんに入った店は、Miさんと一緒でないと足を踏み入れることはなかっただろうと思われる老舗。
普通の商店街の入口にあるんだけれど、古い看板の下をくぐると夜のような灯りの中に下駄番がいて、目の前に左右に仕切られた時代がかった階段が立ち上がっていて、外とは別世界。
千と千尋に出てくる湯屋に足を踏み入れたような雰囲気。
短い階段を上って通された先には、外からの陽射しがたっぷり入る広い座敷があって、案内された奥の窓際の角の席でゆっくり食事をとった。
料理がおいしいのはもちろんのこと、広い畳と明るい日差しと静かなざわめきのせいか、入口の物々しい感じと違って、田舎の祖母の家に帰って来たような懐かしさ。

夕方には、レトロな喫茶店2件。
昔から手を加えていないらしいキッチュでノスタルジックな内装の店と、クラシカルな洋館ふうの店。
どちらの店でも懐かしいものを頼みたくなって、キッチュな方の店ではミックスジュースを、クラシカルな方の店ではウィンナーコーヒーを頼んだ。
座っていると、すっかり昭和初期の気分。
(写真はMiさんが頼んだゼリーヨーグルト。店の雰囲気そのままの色合い)

最後は、Miさんの家の近くのインド料理屋へ。
そこで閉店間際まで話していた。
朝11時から夜11時までまるまる12時間、たっぷり見て歩いて食べて話して。
休日を満喫。