ADVENTURE IN MOTION PICTURESの『SWAN LAKE』。
男性版「白鳥の湖」。
5年ほど前に公演案内のDMカードが届いて、そこに印刷されていた白鳥の美しさに衝撃を受け、いつか見たいと思っていた舞台。
3年ほど前にDVDが出ていることを知ってすぐにヤフオクで購入し、今週、やっと見た。
(見たくて買ったDVD、読みたくて買った本にどうしてなかなか手が出せないのか、自分でもよくわからないその心理については、また後日。)
ディスクをデッキにセットして、再生して、現れた映像にビックリ。
「え…っ、これ、舞台作品じゃないの? 映画だったの? あのバレエは劇中劇?」
ほどなくしてその映像が舞台の最初のシーンだとわかったけれど、やっぱりビックリ。
(←オープニング、これではないです。これは二度目の舞踏会の1シーン)
オフィシャルサイトも見たのに(見ただけであまり読んでなかったし)どういう舞台なのかまったく知らないままで、有名な白鳥の湖をそのまま男性版にした古典的なバレエだと(つまり、トロカデロ・デ・モンテカルロの耽美版だと)思っていた。
それが、始まってみると、モダンあり、私の好きなノイエ・タンツ風コンテンポラリー・ダンス(?)あり。演劇的要素も多く意外な展開。
王子の眠る白いリネンたっぷりの大きなベッド、最初の舞踏会の'50sっぽい衣装、白塗りにふんどしの彫像、すがりつく傷心の王子とそれを制す王妃のシャープなパ・ド・ドゥ、盛り場に集う個性的な人々、黒いドレスに黒い眼帯の女、邪悪な笑みを浮かべて王子とワルツを踊る青年、中国のかぶり面のような迫力のママンのお面のナースたち、そして何より、しなやかで美しい筋肉の白鳥のソロや群舞。
衣装も表情も身体の動きも、目が離せない。
3晩に分けて見たけれど(分けて見たから?)、あっという間に終わってしまった。
(王子、「24」の二代目大統領に見えて仕方なかった。)
振付 マシュー・ボーン、出演 アダム・クーパー 他(舞台ではトリプル・キャストだったらしい)。
一番上と一番下の写真は海外のサイトから。ずっと前に保存した物なのでどこからだったか不明。
後のはDVD再生画面を撮ったもの。
アドヴェンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ