昼に起きて台所へ。
昨夜洗って乾かしておいたOねえさんの昔のガラス器を食器棚に入れようとすると、少しきゅうくつ。
入らないことはないけれど、脚の細い古いドクターキャビネットに重い食器を詰め込むのは不安。
これを機に、愛用してきた御飯茶碗をそろそろ処分しようかと手に取った。
結婚した時に間に合わせで買った碧釉の安い信楽焼き。
4客買ったうちふたつが割れて、残り2客。
その2客も数年前に1客欠けて、もう1客もひびが入っている。
欠けた時に、もう捨てようと思って新たに萩焼きの茶碗を買ってきたけれど、土物なので欠け口も柔らかくケガすることはないし、ひびもご飯の糊で埋まっているようなので、もう少し、と思いながらそのまま使ってきた。
その茶碗ともついにお別れ。
でも、いざ捨てようとして手に取ると、いつもの見飽きた姿とは違って見えてくる。
田舎くさい緑色が土に引かれたきれいな硝子碧に見えて、ぶかっこうな鉄粉も渋い味に見える。
うーん、決心が揺らぐ。
茶碗ふたつくらい、じゃまになったらいつでも捨てられるし、派手に割れるまでもう少し使おうか。
(がんばって代わりに他の物を処分していこう。)
萩焼きの出番がまた遠のいた。
そのまま片付けに移行したかったけれど、仕事がとんでもなくおしているので会社へ。
…と思ったけれど、支店に立ち寄ると店の人が現場に手伝いに行っているようだったので、私も現場へ。
仕事はなんとかなるだろう。(なって欲しい。)