届いた。(買ったわけではない)
掘り出したときのルックスがやたら多足類っぽい。
「活」とは書いてあったけれど予想以上に生きてるのが届いて戸惑ってる。動き激しい…。
「中にもう一匹いる…? もしや、死んでる…?」とのけようとしたおが屑の中からいきなりグワッと立ち上がってきたもう一匹。
びびって床にぶちまけたおが屑を掃除しながら捌く覚悟をつける。
添付のしおりに「このまま捌いて身を刺身に、頭部はお味噌汁や鍋の出汁に」と捌き方が書いてあるけれど、さすがに生きたまま捌いて食べるのは勇気が要る。
なんかずっとプクプク音出してるし、声っぽいものを出されると…。
いっそ飼いたい…。
もうこのまま丸ごと塩茹でに、とも思ったけれど、「刺身で食べられる機会なんて二度とないだろうし」「でもそのために残酷なことを…」「けど塩茹でならお正月に近所のスーパーでもありそうだし…」と迷いつつ、一生に一度の機会かも知れないし、と、捌くことにした。
Rの帰りを待つうちに環境に慣れたのかじっと動かなくなったところを、Rに後ろから背中を支えてもらいながら、開始。
とにかく、最初のひと刺しが怖ろしい。
「ギャー!」「違う、違う! 人間じゃないから!」「ごめんねー!」「ほんと、ごめん!!」と叫びつつ妄想振り払いつつ、刃を入れた。
いろんなこと想像していろんな光景が頭に浮かんでギャッ!となるたびに手を離して妄想振り払って「ごめん」連発して、ニ尾捌くのに45分。
普段ならそのまま口に運びそうな包丁に残った小さなかけらも、「さっきまで生きてたひとの肉片」に思えて、そっと皿へ。
残った殻や頭は味噌汁に。
味噌汁を作っている間に気持ちも落ち着いてきて、お皿の上の「肉片」も「料理」になった。
御馳走様でした。
合掌。
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