5月の二階の洋間の整理で出てきた服だけでなく、古い雑貨も、twitterで声をかけて下さった方にいくつか引き取ってもらえた。
気に入ってるけれど使いこなせなくて、かと言って手放すこともできずにいた雑貨たち。
きっかけは、このヴィンテージの三角コーナーふたつ。
二十年ほど前、三角コーナーが使いこなせなくて試行錯誤していた頃に「好きなホーロー製なら使えるかも」「失敗。もっとすっきりしたデザインなら使えるかも」と続けて買って、それぞれ数日で挫折して部屋の隅に放置してあったもの。
赤リムの方は一面に細かなスパター模様が入っていて、それが本体をグレーっぽく見せている。そのくすんだ色合いと三方の水抜き穴の模様が気に入って手に入れたけれど、夜の蛍光灯の下で薄暗い流し台に置いた時点で、「失敗だ…」。
灰みた色と赤錆とが清潔感乏しい台所を一層薄汚れて見せた。
青い方はイギリス製。
先の経験を生かして清潔感ある色形のものを選んだけれど、日本製の三角コーナーよりひと回りもふた回り大きく感じるサイズで、我が家の狭い流し台には圧迫感あり過ぎた。
どちらも手に入れた時点でアンティークと称されていたけれど、おそらく1950年代頃のもの。
我が家で眠っている間に20年経って、一層本物のアンティークに近付いた。
新しい用途での第三の人生を与えてもらえてよかった。
この三角コーナーを送るついでに、もしよかったら…と、箱に入るだけあれこれ送り付けてしまった。
(一応それぞれ確認は取りました。ありがとう)
1987年にパリの蚤の市で見つけたヴィンテージのブリキ缶。
ふたは蝶番式。
遠目にはきれいに見えるけれど、近くで見るとふたもボコボコで結構年季が入っていて、中もブリキが黒変している。
ヴィンテージなのでシャビーってことで…。
レンガ片やタイルのストック入れにしようと思ってるうちに、約30年経過。
時の流れは思った以上に早い。
ヤフオクでの後味悪い取り引きを思い出すので使う気になれなかった、お詫びにと送られてきたAfternoonTeaのホーローマグと、普通にスーパーで売っていた、新品未使用の購入時から年季が入って見えたブリキのペパーミル。
どちらも十数年前のもの。
ミルはブラックペパー用とホワイトペパー用にとふたつ買ってあったので、未使用の片方を引き取ってもらった。
パカッ。
「どこにしまったっけ」と探した、5月の片付けで発掘した特大、大、中、小のエアパッキン。
色々持ち腐れてる。
最後に、30年物のセルロイドのクリップ。
5月の片付けで発掘したセルロイドのクリップが、淡い色のは全部ポロポロ分解してしまって鮮やかな二枚(↓)だけが無事だったので洗ってしまっておいたんだけど、この日一緒に送ろうと取り出したら、これらもひそかに分解始めてるらしく、表面に水ではない何かが浸み出してたんだった。
で、代わりに別の二枚を送ったんだけど、今検索してみたら、セルロイドは長期間保管するうちに酸化して分解することがあり、その分解熱が蓄熱して自然発火することもあるとのこと。
ええっ!?
一箇所への大量保管や熱気で発火することがあるとは聞いていたけれど、分解に関係してたのか。
ってことは、これらと同時期に入手した我が家のセルロイド類、危ないかも。
要注意! 気を付けて!
ありがとう、ありがとう!
リビングの片付けの方は、相変わらず一進一退。
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