今日が誕生日だった母親に電話した。
入院中にどんどん衰えていってるんじゃないかと心配したけれど、先月見舞いに行ったときより張りのある明るい声になっていた。
そんなことがめちゃくちゃうれしい。
自分が十代だった頃は母がまだ未熟だなんて思ってもいなくて、ひどいことをいっぱい言った。
今もまだこどもっぽい母親なのに。
30代の頃の母なんて、全然おとなじゃなかったのに。
結婚式に呼ばなかったことも、家を出てからずっと疎遠にしていたことも、まだ謝ってない。
(でも、このタイミングであらたまって謝ったら「実はやっぱりガン再発してたのか!」って要らぬ誤解されそうだから、また今度にしよう…)
「今月の終わりくらいから歩く練習が始まると思うわ」と、母。
最初「退院は三か月後くらいになるって」と聞いたとき、悪いものでなければ三ヶ月くらいで歩けるようになるかも知れないってことかと勝手に解釈していたけれど、冷静に考えてみれば、単に、高齢者入院の三ヶ月規定(?)によるものか。
ってことは…いや、よくないことを考えるのはやめよう。
どうか、母が無事家に戻れて、少しずつでもやりかけのことを整理して、身じまいして、納得行く形で人生を終えることができますように。
74回目の誕生日、おめでとう。
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