そういえば、落ちたいちじくは、先週この写真を撮った時にずいぶんしなった果柄が気になってそっと実に触れてみて、ふんわり(そう、ふんわり!)した柔らかさに、「色付かないまま熟してる??」と驚いたんだった。
「いや、でも真っ黒に色付くはずなのにまだこんな色だし、もう少し様子をみよう」
そう思って置いているうちに落ちて(落として?)しまったけれど、確か
去年の小さな実も、小さくてあまり色付かないまま、中は赤く熟してたっけ。
もしやこのいちじくは、黒皮種ではなくて、皮が色付かないまま熟す品種なのか…?
昨晩それに気が付いて、残ったもうひとつの実を見に行くと、実は充分柔らかく、おしりに鼻を近づけると微かに甘い香りがした。
もうこんなに柔らかいし、熟して落ちてしまってはもったいないし、もう採ってしまってもいいんだろうか。
でも、これが今年唯一の実になってしまったし、これでまだ熟してなかったらショックだし。
しばし迷って、採ってきた。
水遣りが効いたのか、去年とは違ってしっかりいちじくサイズになっている。
ふたつに切ってみると、中は去年のような真っ赤ではなく、薄赤茶色。(フォークはサイズ比較用)
ああ、やっぱりまだ甘くはないかなあ、と、皮を剥いて口に入れてみたら、
…とろける口当たり! 甘い!!
ちゃんと熟してた!
けど、えーっと、買った苗には、こういう丸くて真っ黒な実ができるはずなんだけれど…。
(この商品写真を見て、初めて見るこのインパクトある姿の実を一度食べてみたくて注文した。品種名は「ベローネ」→)
あ、確か品種がややこしいことになってたっけ、と思い出して
苗が届いたときの日記を読み返してみたら、
「ベローネの画像を探していたら、販売元でも黒皮のベローネ(バローネ/Bellone)と黄緑~淡黄褐色皮のバナーネ(Banane)というふたつの品種が混同されていることが多い、とあった」
とある。
うん、混同されてた。
いや、うちのはバナーネほど長細い実じゃないし、葉も、細く深い切れ込みのあるバナーネと違ってよく見かけるいちじくの葉の形をしている。
交配の時点ですでにベローネとバナーネが混じってしまってたのかも。
ああ、黒皮で濃厚な甘みあるベローネ、食べてみたい。
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細長くないバナーネもあった!
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いや、そんな特大じゃないけど、と思ったら、「秋果は小果ながら…」とある。
そういえば前に検索したときに、「秋果」とか「夏果」とかあったっけ。すっかり忘れてた。
(ここの一番下の方に覚え書きしてあった→
「いちじく初収穫」)
昨日採ったのは新枝の途中にできていたから秋果らしい。
夏果も見てみたい。
バナーネは別名「バナナクイーン」「ロングドゥート」というだけあって、本来は黄色くて長細い実らしい。
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