帰宅。
玄関を開けて、この家ってこんなにおいだっけ、と驚く。
懐かしい人たちにたくさん会えた。
(会っただけ。挨拶以外ほとんど話してない)
10年経つのが早すぎてくらくらする。
巻きスカートにしていたタイのサロン(水浴びの時に纏う布)をサロンだと見抜いてきた人がいて、なぜわかるの?? とびっくりした。
小さかった頃、母の手製のネグリジェのまま家を抜け出した朝、道で会った近所の人にドレスじゃなくネグリジェだと見抜かれて驚いた時と同じ気分。
(調理室にて準備中。
会場のテーブルには多国籍のいろんな料理がぎっしり並んでた。)
会場の片付け後、テーブルに残ったハーブをもらってきた。
「要りませんか?」と声をかけてもらって、黄緑色の紫陽花科の花(「アナベル」だと教えてもらった)も挿し木にとひと枝もらってきた。
パーティのあとの夕暮れ。
翌日。
前日の反動でおちてた。
一日眠ってた。
前日の亡霊のようなものに何度も起こされながら、取り憑かれたように何度も眠りに落ちていた。
朝、Kさんからの昨日の件の問い合わせのメールに気付いて起きて、また眠って、昼、Sさんからの携帯への、昨日九州から来たMさんを今から大阪まで送ってくるとの電話で目が覚めて、また眠って、午後、昨日のIさんから家の電話に、受話器の向こうは子どもの頃の夏休みの時間につながってるのかと思うような不思議な感じの電話がかかってきて、また眠って、夕方、玄関の呼び鈴に起きて出たら、昨日Eちゃんが持ってきていたお手製とろとろマヨネーズの残りとパックを持ったUさんが立っていて、やっと目が覚めた。
10年ぶりの集まりだけれど、たぐった記憶は20年分。
長い時間がぐるぐるもつれたような二日間。
手繰り寄せて絡み取られて、ぐるぐる。
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