Rが「お風呂場の白い洗面器じゃない方の洗面器を…」と言うので、「どれのこと? お風呂場には白い洗面器しかないけど?」と見たら、ふたつある白い洗面器の片方が、いつからか白い洗面器でなくなっていた。
毎日見てるのに(毎日見てるから?)気付いてなかった。
で、その翌日の日曜日、二時間余り風呂場にこもって大掃除した。
三月に浴室のブラインドのカビ掃除をした時に、カビ取り後に燻煙剤を使うと本当にカビが生えて来なかったと聞いてすぐに買ってこようと思ったのに、あっという間に二ヶ月余経過。
またしっかりカビてきていたので、今度こそやろうと、燻煙に向けてパーフェクトに磨き上げた。
かつて白かった洗面器も元の白さに。
裾から黒くなってきていたタイルの目地も、何年も見ていないうちに真っ黒になっていた椅子の裏側もカンペキに白くした。
よし、燻煙剤を買ってこよう。
いつもの感覚で風呂場の窓全開で掃除して、仕上げに写真を撮っていたら、すぐ横で車の音がした。
えっ? と振り向いたら、全身丸見えの窓のすぐ外に停まった車の運転席のおじさん(おそらく隣家の人)と目が合ってしまった。
そうだった、隣に人が引っ越してきてたんだった。
「隣の住人は風呂場であられもない姿で窓全開にして一眼レフを構える人」になってしまった…。
数日前から急に暑くなっていたので、この日はこのあと、突然Rがスイッチを入れても大丈夫なようにエアコンのフィルタを洗って試運転して、エアコンの上下に掃除機をかけて、ついでに、朝ルンバをかけた寝室の、何年も触っていなかったチェストの上も掃除。(順番逆)
続けて、ほこりが酷かった廊下と階段とリビングの通路部分、洗面所、台所にも掃除機をかけた。
階段も台所の床も掃除したばかりの気がするのに、ホコリがたまる勢いが増してるのか、私の時間感覚がどんどん遅れてきてるのか。
夕方、燻煙剤を買いに出たら、薄青い空に爪痕のように白い細い月が出ていた。
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