「どの党に入れたか君から聞けたから 12月16日は投票記念日」 (字余り)
20数年目にして初めて、誰に投票したのか、何党に入れたのか、Rから聞き出せた。
意外な答えだった。
数十年前、私が初めて選挙権を得た時に票を投じたのは、今は亡き東郷健氏率いる雑民党だった。
天皇制廃止には賛同できなかったけれど、あの時代に堂々とセクシャルマイノリティやその他マイノリティを掲げた政党を立ち上げた彼らの存在は驚きで、それに賛同する同性愛者たちや芸術家たち、障害者たち、社会的少数派の人たちに勇気をもらった。
雑民党のニュースが流れるとひそかに聞き耳を立てて、投票箱の中に向かってカミングアウトするような思いで一票を投じた。
ああ、これで読むとあまりにも異端だなあ。→
「雑民党 | Wikipedia」
サブカルチャーが街中に姿を現し始め、ニューアカデミズムが社会現象になろうとしていた頃。
「インターネット」が誕生するほんの少し前。
なんだかいい時代だったなあと思うのは懐古趣味か。
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