白に近く漂白されたお気に入りのジーンズが大きく破れてきて、歩くとカポカポ膝が出るようになったので、繕った。
飾りにしようと出してきたビーズ箱の中にワイヤーロープってのがあったのでそれで縫ってみたら、縫い目がうにうに。尺取り虫が並んでるよう。
でき上がり。
今時の感覚がわからないのでOKかOUTかわからない。
心配だったので写真に撮って「外に穿いて出ても大丈夫?」 とツイートしたら「充分OK」とリプが来て、うれしくて調子に乗って反対側の太腿部分の破れも繕った。
ワイヤーに通してあるのは、中学生の頃に集めていたビーズ。
何を作るでもなく、ただ集めて、一粒一粒色分けして小瓶に詰めて楽しんでいた。
まさか35年後に取り出して使うことになるとは。
最初、接着芯地で補修しようと端切れ箱を開けたら、見覚えある懐かしいネルの端切れが出てきた。
私がとてもとても小さかった頃に母があれこれ作ってくれてた生地だ。
その下の赤とピンクの太い波ラインの生地は、確か母が60年代に着ていたパジャマの端切れ。まさに60年代柄。
親元を出る時に懐かしくてもらってきたんだっけ。
車で信号待ちの間、繕ったうにうにの縫い目ときらきらのビーズを眺めて楽しんでる。