ゴールデンウィーク以降初めての、自分の家で過ごす二連休。
最初は親の家の掃除をしに帰省しようかと思っていたけれど、少しでも自分の家の片付けを進めないといつまでも不安感はぬぐえないだろうと、家にいることにした。
目が覚めたら、またリビングの床の上で朝を迎えてた。
朝、テーブル下に転がっている「緑のたぬき」をRがしげしげと見てると思ったら、よく見ると「緑の通帳」だった。
ぱちもんかと思ったら、郵便局マークが入ってる。
年明けか春に親の家でもらってきたやつだけど、ずっと名前に気付いてなかった。
っていうか、もらってきてからずっとここに放ってあったのか。
半年前に賞味期限が切れている。
油がまわってなかったらお昼に食べよう。
…と思っていたのに、忘れて素麺をゆがいてた。
大葉とミョウガは庭で調達。
青葱は枯れ果てていた。
午後3時半の遅いお昼。
遅いおやつはひやしあめ。
子どもの頃は苦手だった味。
おとなになってから飲んだのは、たぶん初めて。とろりと濃くておいしい。
夕刻。座り込んでぼんやり。
ジーンズのしわの濃いオレンジ色に見とれて動けない。
片付けはぼちぼち。
日射しが弱まるのを待って夕方5時半から草抜きを始めたら、1時間ほどで日が沈んで手元が見えなくなってしまった。
それでもしばらくは手探りでごそごそ。
抜いても抜いても生えてくるヘクソカズラが沙羅の木にギリギリと絡みついていたので、暗闇でほどいて抜こうとしたら、株立ちのうちの一本がぽろっと抜けた。
ああ、締め上げられて息絶えていたらしい。
前にも何度か枝をやられたことがあるけれど、根元からやられてしまうとは。
沙羅の木を折って捨てるのはしのびないので、来年のゴーヤ(植えるのか?)の支柱にでも使おう。
連休二日目。
数日ぶりにベッドで眠った。
(体内時計リセットのため、ベッドで膝裏に強い陽射し当て中。)
少しずつ片付けを進めた。
ほんの、少しずつ。
前日の二の舞にならないよう、午後二時、裏庭が日陰になったところで早々に草抜きに取り掛かった。
貴重な休日を草抜きだけで終わらせたくはないと、ハイピッチで抜きまくり、一時間後、小雨が降り出したところでいったん中断。
→
普段何時間もかかる裏庭が、わずか一時間でカタがついた。
(ふた株残してあるのは、オダマキ。)
すごいけれど、喰いしばりもすごい。気を付けてたつもりだけれど、あごがガチガチ。
勢い付いたところであと一時間横庭の草も抜いて、終わったら、部屋でバタリ。
目が覚めたら夜になっていた…。
結局草抜きで休日が終わった。
夜、ベッドに入る前に(そう、二日続けて寝落ちずに最初からベッドで眠った!)、久しぶりに本を読んだ。
ほんの30分だけれど、長らく本を手に取れなかった私に、この30分は大きい。
読めなくなってからもしばらく買い続けていた未読の数百冊のうちの一割くらいは、生きている内に読んでしまいたい。