日曜日分。
昼前に起床。
洗濯してぼんやりしているうちに午後。
家中の窓を開け放して風を通していると、リビングを出るとかすかに本の部屋の甘い香りがして、階段下までいくと羽毛布団のふんわり甘い香りがしてきて、甘い香りがしているうちは大丈夫、と安心する。
昼過ぎから、郵便受けに積み上がって玄関床になだれ落ちてきていた郵便物を整理した。
封筒を開けて明細書類とゴミとリサイクルとに分けるだけで数時間。
ここまで減らしたけれど、まだ底まで達してない。
今出てきてるのは去年の4月の郵便物。
前回郵便受けの中を整理した時も底まで到達できなかったので、多分底には、一昨年の郵便物が残っているはず。
郵便受けを市販の函形のにせず、玄関空間が埋まるまで無限に取り込めるこの形にしておいてよかった。
(いや、この形だから何年分も放置してしまうのか。)
もうカード利用明細だの電話利用明細だのは全部メールにしてよ、と思ったけど、メールの受信トレイの中にも確か数千通くらいあれこれたまっていた気がする。
だめだ。
日が暮れかけてきてから髪を切りに出た。
自分で髪を切らなくなって一年。
ようやく、予約の電話を入れて美容院に行くストレスよりも、すっきりする気持ち良さの方が少し勝ってきた。
髪を切ってくれるのは職人ふうの無口なおにいさん。
こちらから話しかけない限り黙って放っておいてくれる店。
この店が近くにあってよかった。