この間Keが中国から帰って来たときにふと思い出して BaiGooHoo! を見てみたら、検索ワードを入れて表れた検索結果画面からyahoo枠が消えていた。
BaiGooHoo!(百谷虎山寨搜索)はパクリ大国 中国の検索サイトで、中国の3大エンジン「Baidu(百度)」「Google」「YAHOO!」を無許可で合体させたサイト。
「百度Google雅虎一起搜!」(百度・Google・YAHOOまとめて検索!)のコピー通り、キーワードを入れて検索をかけると、縦に3つに分割された画面に、「百度」と「Google」と「YAHOO」の検索結果が同時に表示される優れもの。
初めて目にした時のインパクトは大。
ニュースサイトにも
これには日頃から“パクリ”商品を見慣れている中国のネットユーザーもビックリ。その評判の方は、「情報量が多くて使いやすい」「トップページに設定する」となかなか好評だ。中には「中国の“パクリ”もここまで来たか」と嘆く声もあがっているというが、「“パクリ”とはいえ、創造性に溢れている」と絶賛する声が圧倒しているのだとか
(レコードチャイナ:「ネットユーザー大絶賛!新たに出現した“パクリサイト”、その名も…」 2008.11.21 より)
と書かれていた。
けれど今は、検索結果画面の右側にあった「YAHOO」枠が削られて、代わりに細いGoogle広告枠になっている。トップページも以前は「BaiGooHoo!」のロゴの下に堂々と「百度」「Google」「YAHOO」のロゴが並んでいたけれど、それもなくなっている。(まあ、個々のロゴはなくても「BaiGooHoo!」のロゴ自体がそれらのロゴを合体されたものになっているんだけれど。)
YAHOOからクレームが来て外されて、Googleとは広告を載せることで話が付いたんだろうか。
BaiGooHoo! が実質 BaiGooになったのか…?
…と思っていたら、違った。
検索結果画面に「百度+Google」「百度+Google+YAHOO」「百度のみ」「Googleのみ」「YAHOOのみ」と画面構成が選べる便利なタグが付いて、その「百度+Google」タグが開いていただけだった。
そしてさらに、タグを見ると、その3社以外にもいくつかの中国の検索エンジンが増えている。
縮小するどころか、パワーアップしていたとは。
さすが。