昨年の秋から、事務所にN95適合マスクを400枚ほど備蓄している。
専門家の間ではいつ起きても不思議ではないと言われているらしいパンデミック・フルー=(新型インフルエンザの)爆発的感染。
国の試算によると、感染が始まれば全国民の約25%が感染し、約17万人から64万人の死者が出ると予測されているとのこと。
「中小企業にとっては、感染が広がって従業員が同時期に大量に休んだら事業を継続できない事態になりかねない」
「中小企業は数週間、事業が滞っただけで倒産の危機に直面する恐れがある。中断してもよい不要不急の事業や、限られた人員でも継続すべき事業を事前に選んでおくべきだ」
(日経産業新聞 11月27日分より)
一昨年くらいからテレビで特集番組も報道されるようになってきて、この会社でも、昨冬から従業員に経費会社負担でインフルエンザの予防接種を受けてもらっている。
もちろん、通常のインフルエンザワクチンでは新型インフルエンザは防げないけれど、接種しておけば通常のインフルエンザに罹った時に重症になりにくいため、万が一重症になれば新型インフルエンザに感染した可能性が高いと早めに判断しやすくなるとのこと。
また、いったん新型インフルエンザの感染が始まればおそらく8週間ほど続くだろうとのことで、マスクや消毒液、食料等を8週間分備蓄しておくことが推奨されているらしい。
(家庭でのマスク備蓄は家族1人につき20枚程度という目安で勧められているとのこと。)
推奨されているマスクは、通常のサージカルマスクよりも高フィルターの、N95適合
※マスク(レスピレーター)。
計算すると、この会社では1000枚近い備蓄が必要になるけれど、そうするととんでもない金額になるし、そういったマスクには使用有効期限もあるようだし、税理士に聞くと顧問している他の会社ではまだそういった備蓄はされていないということなので、とりあえずどんなものなのか確認するのを兼ねてインターネットでケース売りのものを3種取り混ぜて300注文して、その後追加注文した。
取り混ぜて注文したのは、人によってマスクの形状の合う合わない(=顔とマスクの間に隙間ができるできない)があるようなので、いくつかのタイプを用意しておいた方がいいとあったので。
親と妹のところにもN95マスクを2種類計100枚送り済み。
(マスクを注文する時に、普通のネットドラックストアでタミフルが売られていたのを見てちょっとびっくり。間もなく薬はネットでは販売できなくなるようだけれど。)
東京商工会議所のサイトで、中小企業のための新型インフルエンザ対策ガイドラインがPDF形式で配布されています。
こちら↓のページの一番下の方にあるリンクからダウンロードできます。
「中小企業のための新型インフルエンザ対策ガイドライン~命を守り、倒産をまぬがれるために~ 」の発行について
※ N95マスク
- N95マスク(Particulate Respirator Type N95)とは、米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格をクリアし、認可された微粒子用マスクのこと。
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N95とはフィルターの性能を示すもので、装着後のレスピレーターと顔との密着性は保証していないので注意が必要である。
使用にあたってはユーザーシールテストを実施し、正しい装着を実施する必要がある
…
サージカルマスクは装着者の側から発する飛沫の拡散を防ぐために用いるが、
レスピレータは装着者を空気中の微粒子(有害物質やウイルスなど)から防ぐために用いる。
…
日本の厚生労働省国家検定規格では、防塵用DS2区分マスクがN95マスクに相当する能力を持つという
(Wikipediaの「N95マスク」の項より抜き書き)