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カテゴリ:ARTS、CINEMA、BOOKS( 200 )
2015年 05月 14日
「いつの間にかわれわれが身につける下着はすべて購入品にかわってしまった」
投稿しそびれてる過去記事を探していたら、少し前に何かのドキュメンタリーで朗読されていた一文を書き留めたものが出てきた。
(朗読だったので文中の各表記は原文とは違うかも)


「干されているもの(下着)を見ると手縫いのものはないようである。
いつの間にかわれわれが身につける下着はすべて購入品にかわってしまった。
昭和30年頃までは干されているものを見ると手縫いのものが多かった。
ミシンで縫ってあっても、自製のものが少なくなかった。
ということは、下着に一定の型がなかった。
と同時に、ツギの当たっているものが少なくなかった。
ツギの当たったものを着なくなったのは昭和35年頃が境であった。」


(宮本常一著 「一枚の写真から」より)


この間、まとまりのないこれ→「着ていた!」 を書いてたときにぼんやり思い出しかけていたのがこれだった。
いつか読みたい。いや、いつか読めたら。

(自分の読み書き能力が急速に失われてきているようで不安)



■追記!
今、「少し前に何かのドキュメンタリーで…って書いたけど、年末くらいだっけ?」と日付を見てみたら、一年以上前だった!
自分のあたまが不安!

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ここに収録されているらしい。
 ↓

宮本常一 「空からの民俗学」 (岩波現代文庫) (amazonにリンク)
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by karino-tohko | 2015-05-14 19:28 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2015年 02月 06日
絵を買うこと (及川聡子さんの絵がやってきた 2)
(続き)

10月の終わり、翌朝から三日間帰省するという晩に、「このままここに置いておいて、私がいない間にRが蹴飛ばしでもしたら大変!」と、家の中のどこに固定するか心が決まらず保留していた聡子さんから届いた福太郎さんのおしりを一階の廊下の壁に掛ける決心をした。
(いや、物につまづいたり蹴飛ばしたりしてしまうのはRではなく私の方)


午前0時過ぎ。
寝室に向かうRを呼び止めて、壁に絵を当ててもらった。
「もう少し上かな」
「ドアが当たらない?」
「そっちとこっち、どっちがいいと思う?」
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f0000211_18141284.jpg

玄関ドアの磨りガラスと窓からの陽射しで日焼けが少し気になるけれど、ゆったり掛けられるこっちにしよう。



よし、と場所を決めて鉛筆で印を付けて、耐荷重4kgの「ウサギフック MZ-40W(ホワイト)」(楽天にリンク)を付属の細いピンで取り付け。
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念のため、まだ少しピンが浮いているこの仮留めの状態でそっと絵を掛けてみたら、
…ちょっと低い。
あと数センチ、上げよう。


ピンの頭をニッパーでつまんで引き抜いて、やり直し。
f0000211_18153644.jpg
パッケージに「抜き跡が目立たない」と書かれていた外し跡は、500円玉と比較するとこれくらい。
見本にあった図よりは目立つけれど、穴の縁の浮いた部分を押さえて何かで埋めれば、ほとんど目立たなくできるかも。
今回は絵で隠れるので、このままでも大丈夫。



11月1日午前3時。
フックを取り付け直して、福さんのおしりを壁に掛けた。
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しっくり。


反対側から。
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ずっとここに掛ってたかのように馴染んでる。




翌朝、起きて二階から降りて来ると視界に入る絵。
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おはよう。
f0000211_18371294.jpg


どこに掛けようか散々迷ったけれど、一度ここに掛けたら、もう、ここに掛けるためにやってきたかのように溶け込んでる。
通るたびに眺めて嬉しくて口元が緩んで、まさに「福」がうちにやって来たよう。



人が描いた絵を買うことって、とても大変で決断が必要で、責任を伴う重いことのように思っていたけれど、思わぬ流れで絵を買うことになって、その絵がとても自然に家に馴染んでくれて。

重いどころか、嬉しくてふわふわで、そこにぽっと暖かい場所が、スポットライトが当たる場所ができたようで。
ああ、私のものでガチガチになっていた家の中に、空気が通ったような感じなのかも。
福さんの絵と、絵を家に入れる機会を、本当にありがとうございます。


及川聡子さんのサイトです。→ OIKAWA,Satoko / 及川 聡子



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(聡子さんの作品を拝見しに行った京都市立美術館の天井です)





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by karino-tohko | 2015-02-06 19:23 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2015年 02月 05日
福さんのおしり (及川聡子さんの絵がやってきた)
去年はずっとバタバタしていてブログに書き留められなかったことが多かったんだけれど、これだけは書いておきたくて。


昨年、10月の日曜日。
日本画家である友人の及川聡子さんから絵が届いた。
リクエストしたのは、聡子さんちのうさぎの福太郎さんのおしり。


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厳重な梱包を解いて対面して、ああ…とそのきれいな色合いに溜息をついて、だんだん嬉しさが込み上げてきた。
色も額装もおまかせだったのに、こんなにぴったり大好きな絵が届くなんて。
しばらく、長々と見入っていた。


美術館やギャラリーの壁にかかっている状態でしか見たことがなかった聡子さんの作品を、上からでも横からでも、手に取って間近で好きに見られるのが、ほんとうに不思議な感覚。
世界にひとつだけの大切な作品を預かった畏れ多さの一方で、自分ひとりで好きなように眺められる自由があって、そのふたつがないまぜになった、これまで感じたことのない特別などきどき感。



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絵の下を覗き込むと、ひっそりと忍ばされたサイン。
木枠のホワイトウォッシュと、額の生地の砂色と、絵の白緑色や青磁色と、サインの柔らかな鉛筆色と、落款の朱と。
私の好きな色がここに凝縮されている。


梱包を解いて、どこに飾ろうかと廊下に持って出たら、
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持って出たそこにそのまま馴染む色合い。



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配置を見るために仮留めする紐を取ってこようと、ドア脇に積んであったペリエの函の上にいったん置いたら、「ここに置くためにやってきたんだ!」と思えるほどしっくり。
物影をまわりこんだ弱い光の中、絵の具の色がくっきり際立つ。



絵を飾るなら家の中で一番よそいきの部屋かと、和室に置いてみた。
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日陰になった東側の窓から射し込む光と無彩色の砂壁の中、なんて静かに納まることか。
空気がしんと澄んで張りつめる。
この一画だけが美術館のよう。
ここなら日焼けの心配もないし、絵に一番ふさわしいかも。
ただ、この部屋には普段出入りしないので、せっかくの絵を目にする機会が減ってしまう。



あ、ここなら壁自体がちょうど絵を飾る額縁のようになるかも、と気付いた階段の仕切り壁。
試しにビニール紐で仮り掛けしみた。
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ぴったり!
和室で見たスッとした雰囲気と変わって、ふんわり暖かな色合いになる。
ここなら毎朝、寝室を出て最初に目に入る。
けれど、午後の強い西日が心配。


「日本画の絵具は光の当たり方で見え方がとても変わります」と言う聡子さんのことば通り、置く場所によって、色合いや雰囲気がずいぶん変わる。
どこか一箇所に固定してしまうのがもったいないほど。
どこに決めようかとあちこち試して、それぞれ印象が変わるので、そのたびにしばしぼーっと眺めて。


二階の廊下ほど強い日も射さず毎日目にする場所と言えば、一階の廊下。
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迷った結果やはりここに掛けようと思いながら、和紙+天然絵の具なら日光で変色や退色してしまうかと心配で聡子さんに訊ねたら、この絵は岩絵具で描かれているので、変色退色は一切ないとのこと。
ああそうか、鉱石を砕いたものだから退色しないよう。
よかった。
「ただ、紙がやけるということはあるかも思います。でも、そんなに心配はないと思います。むしろ心配なのはカビです。湿気注意です」
使われている紙は、人間国宝の岩野市兵衛さん手漉きの紙とのこと。
貴重な紙に大切な絵。
普段閉め切りがちなこの家、休日には充分風を通そう。



廊下に引っ掛けられる箇所がなくて配置を目で確認できないので、どの辺りに掛けようか頭の中でしばらくあれこれ考えているうちに、「ここも夕方は日が射すし、やっぱり和室の方がいいかなあ、それとも…」と、ぐるぐる。
一週間迷って、よし、この辺りのどこかへ、とだけ決めて、ホームセンターへ絵を掛ける道具を探しに行った。


石膏ボードに留められて、ある程度の重さに耐えられて、場所を変えたくなってもあまり跡が残らないもの、という条件で探して見つけたのが、これ。
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「ウサギの形をしたかわいいフック」と書かれている、耐荷重4kgのフック。
3本の細いピンを三方向から挿し込んでフックを抜けなくするとのこと。
横から見ると、白い雪うさぎのような形になっている。
うさぎの福太郎さんを掛けるのにぴったり!


このフックに絵を掛けられる丈夫な紐はないか、と家の中を探したら、ちょうど、処分しようとしていた箱にかかっていた平紐(真田紐?)があった。
これなら劣化でちぎれたりすることはないだろう。
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道具は揃ったし、さて、視線の先の廊下の突き当たりに掛けるか、それとも横の壁面に掛けるか。
どっちにしよう。
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(続く)



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去年の春に聡子さんの絵を拝見しに行った京都市美術館の入り口。
趣ある建物です。




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by karino-tohko | 2015-02-05 20:01 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2014年 07月 14日
きゅんとくるレシピ本
六月の薄曇りの日曜日。
季節が終わる前に実山椒を買いに出たいと思いながらも、他の用事との兼ね合いでなかなか動き出せず段取りが決まらず、あたまがぐるぐるし始めて動き出せなくなって、もう今日は何をするのも無理だとベッドの上に寝転んで、届いたレシピ本を眺めていた。

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twitterを通じた御縁で分けて頂いた、柳瀬久美子さんの、『おいしい待ち時間 私の保存食』。
手におさまりのいい大きさで、料理を作ろうと構えた時でなくても、ふと手に取りたくなる本。
料理だけでなく、洗い晒しの布巾や粉引の器など、周りのものも美しい。

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ページを繰って写真を眺めて、食べてみたいなあ、料理の手順を追うのが極端に苦手なこの私にもできそうな料理はあるかなあ、と、頭の中で作業をシミュレーションしながらレシピを読んで。

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レシピの間や冒頭に挿まれた、Mathildeさんやおばあさまとの思い出に、ちょっときゅんとしたり。
すっかり忘れていた、小豆と古裂で作ったお手玉のしっとり重い感触や夏の井戸水の冷たさを、思い出したり。

そんなものに思い馳せていたら、沈んでいた気持ちが少し落ち着いてきた。
(で、そのままうとうと、うたた寝。)



本の最後の方にあった文の終わりには、
「保存食作りの楽しみは、『おままごと』のような遊び感覚で作れるところにもある気がします」
と。
いつまで経っても料理に慣れず、この歳になってもままごとのような感覚で食事を作っている私に向いているかも。


眺めているだけでも素敵な本だけれど、レシピ本は、作ってこそ。
ぼちぼち作ってみたい。

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お世話になった「ちりめんざんしょ」のページ)



素敵な本をありがとうございます。
(「ああ、せっかくなら表紙の裏にサインを入れて頂いたらよかった!」なんてミーハーなことを思ってしまった)

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おいしい待ち時間 私の保存食


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by karino-tohko | 2014-07-14 20:45 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2013年 05月 01日
いつの間にか
五月。

10代半ば頃、萩尾望都や内田善美の作品に出てくる「五月祭」や「創立祭」ってことばに憧れてどきどきした。

あの頃から今のこの時まで、あっという間だった気がする。私の中では何も変わってない。
あの頃繰ったページを思い出しては胸が締め付けられて、あの頃過ごした校舎を思っては切なくなる。


そう言えば、Rと出会ったのは大学の五月祭だった。
伸びやかな季節の空の下、11号館のレンガの上。



「神 空にしろしめす。すべて世はこともなし」
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(この詩とともに思い出す絵はこれではないけれど、今、一番近いのがこれしか出て来なかった。萩尾望都 Perfect Selection『トーマの心臓 1』の表紙絵になったトーマ。)



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by karino-tohko | 2013-05-01 18:11 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2013年 04月 06日
Rのいない朝
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Rが出張でいない朝、Rがアラームセットしてあった曲で目が覚めた。




Arvo Part - "Spiegel im Spiegel'


眠りのうちにこの曲が流れてきて、遠い場所でいる遠い時間の中にこの曲が流れ込んできて、
目が覚めるにつれ、むしょうに泣きたくなった。


(Rがいつもこんな曲で起きているとは知らなかった)


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上記曲はアルヴォ・ペルト 「鏡の中の鏡」

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by karino-tohko | 2013-04-06 20:54 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2013年 03月 22日
元素図鑑の次に
甥っ子が大学合格したとのことで、Rが合格祝いを用意していた。
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少しずつ届いてきていたのは、DVDや本など。
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それらを、R自作のオリジナル包装紙にて包装。


「入学祝、まとめて一緒にするやろ? いくらする?」と、Rの母親。
「ぼくは本送るから」
「あの子、欲しい本があるって?」
「いいや。勝手に送るよ」
「そんなん、これから九州でひとり暮らしするのに入り用やのに、お金の方がいいに決まっとるわな」
「ぼくが贈るんだから、ぼくが贈りたいものを贈る」

いつものRペース。


前に本を贈る話を書いてからもう3年経ったのか、と驚く。
(前に贈った話→ 「高校入学祝いに贈る本」
で、あの子は本が好きなんだろうか…?



あ、そう言えば去年の春にも、本を一箱送ってたっけ。
あれは進級祝い…?
去年送ったのは、『ACADEMIC GROOVE ―東京大学アカデミックグルーヴ』や『世界で一番美しい元素図鑑』など、数冊。
どれも、ページをめくるだけでわくわくする本ばかり。
(受験勉強のジャマにならなかったことを祈る)

去年Rが送っていた本
 ↓
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オマケで元素マグも同梱。

「世界で一番美しい」というだけあって、美しい元素図鑑。
記号が並んだだけの周期表では各元素のイメージがさっぱり沸かず覚えられなかったけれど、これなら全部覚えられそう。f0000211_20454738.jpg
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『ACADEMIC GROOVE』は、昔流行ったニューアカ本っぽい作り。
「いいなー、いいなー」と言っていたら、私にも『ACADEMIC GROOVE』を買ってくれた。
ありがとう…。(微妙な心境)


文学でもそれ以外でも、休日には本を読み耽る生活に少しずつ戻したいと思いつつ…。

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by karino-tohko | 2013-03-22 21:05 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2012年 08月 18日
『死の影の下の芸術』より
気になった作品メモ。


アンゼルム・キーファー 『革命の女たち』
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強制収容所のような部屋に、重い灰色のベッドが並んでいる。
ベッド際の壁には、それぞれ、フランス革命期の女性たちの名前の入った金属プレート。
ベッドは皺の入った鉛板製で、ベッドの中ほどの窪みに水が溜まっている。



マグダレーナ・アバカノヴィッチ 『ワルシャワ40体の背中』
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薄暗い空間に、打ちひしがれたような背中の群。
頭部のない、空洞の背中と腕。


(写真は、放送大学 「芸術史と芸術理論」の第14回 現代の芸術 『死の影の下の芸術』の講義番組を手のひらサイズのポータブルテレビで再生してたのを、コンパクトカメラで撮ったもの。←超ムリヤリ)
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by karino-tohko | 2012-08-18 18:25 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2012年 08月 09日
ほんとうの『八月がくるたびに』
八月が来るたびに思い出す本。
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小学生の夏休みの読書感想文の課題図書だった、1971年版の『八月がくるたびに』(おおえ ひで・作 / 篠原勝之・え)。
本好きだったにもかかわらず読書感想文は大の苦手で、感想文用に用意された課題図書も苦手だった私。
6年間の課題図書で覚えているのは、この一冊だけ。
小学生の私にこの本の衝撃は大きく、この本がテーマにしている原爆に対してだけでなく、本というものに対する意識にも影響を与えられたように思う。


表紙や裏表紙の見返しや挿絵や最初のことばがすごく怖かったっけ…と検索してみたら、こんなブログ記事が出てきた。
「おおえ ひで・作 篠原勝之・え『八月がくるたびに』(71年初版)」 / 二筋縄

このブログによると、現行の『八月がくるたびに』は、装丁や挿絵が変わっているらしい。
この人が注文して手元に届いたという現行版の写真を見て驚き、がっかりした。
「おおえひで『八月がくるたびに』(2001年版)」 / 二筋縄
同じ篠原勝之さんによる絵なのにもかかわらず、初版本とはまったく印象が違う。
表紙や装丁だけでなく、中の挿絵もすべて差し替えられているとのこと。
これではもう、別物。
そして、このブログ記事を読んでもうひとつ驚いたこと。

「毎年夏になるたびに、記憶の彼方から脅かされ続けられる本なのだが、絵を書いたのが誰か知ろうとも思わず、数十年を過ごし、つい最近、その絵を書いたの が"ゲージツ家"のクマさんこと、篠原勝之だと知るに至った。あの人があんな絵を描くとは想像だにしなかった。」
(「二筋縄」より)

クマさん!?
この篠原勝之さんって、あのクマさんだったのか。
私も毎年のように八月になるとぼんやりとこの本の記憶に揺さぶられてきたものの、その絵が誰の手によるものかを意識していなかった。
あのクマさんがこんな絵を描くとは。


本棚にあることはわかっていたもののずっと手に取らずにいたこの本を、今年、おそらく20年ぶりくらいに取り出して開いた。
表紙には明るい色彩で、草花と麦わら帽子を手にした、放心したような表情の女の子が描かれている。
焦点を結ばず何を映しているのかわからない目と、炎を思わせるように書きなぐられた、ざわめく草原。
強い色彩とうつろな少女。


あの頃、目次の前にあるカラー口絵の、遠い未来を指すようなコラージュとそこに放たれたことばが不安で怖かった。

f0000211_2226023.jpgだれが…

どうして?


だれが…

どうして?


f0000211_22263270.jpgこどもが
おとなになり
また
そのこどもが
おとなになり

…けれどこどもたちは
おとなたちに
たずねるでしょう

だれが…
どうして



f0000211_22271265.jpg8月が

くるたびに…


現行版ではこれらの口絵はなく、「はじめに」として別のペン画が添えられて1ページにまとめらえており、最後のページのこのひと文も削除されているらしい。



物語が始まる最初のページには、「白い雲の船」という章題とはうらはらな、不安を煽るような重い色の大きな入道雲の写真があって、その数ページあとに、この挿絵があった。

f0000211_2228526.jpgここはまだ、平穏な日常が描かれているページで、ぼうず頭のお人形もただのぼうず頭の人形なんだだけれど、ここですでに、この絵がもう、こわくて仕方がなかった。
このあとに起こることを暗示するかのように、目を見開いて横たわる、坊主頭の無表情なお人形。

f0000211_222957100.jpgそのページのすぐあとに、主人公たちの住む長崎に原爆が投下され、突然起きた非日常の描写と怖ろしい挿画が続く。

「それからつぎつぎに、なんにもたとえようもない、にんげんのぎょうれつにであいました。おそろしいとか、ひどいとか、きよしがかんがえつくことばは、みんなあぶくのように、消えていきます。おじいさんもだまりこんで、きよしの手を、しっかりにぎっています。」

f0000211_22304981.jpg目の粗い白黒写真をコラージュした挿し絵。
子ども心に本当に怖ろしかった。
中には、黒焦げの遺体らしき写真が使われている絵もあった。
「ああ、こんなのあったっけ…」
そういう絵も問題になって大きく改訂されてしまったのかも知れないけれど、その頃はただ「死がそこにある生々しい挿し絵」として受け入れていた。


f0000211_22314268.jpg当時、なぜか、このページのこの挿し絵が一番怖かった。
ページ全面を使った大きな絵だったように覚えていたけれど、違った。
この絵のせいで、この女の子の「きぬえちゃん」という名前までおそろしく感じていた。


f0000211_2232959.jpg裏表紙見返しのこの文字もこわかった。
…けど、それよりこの、ここに貼り付けられている手製の図書カード入れのような封筒は、何??
封筒の切り口は子どもがハサミで適当に切ったようにゆがんでいて、マジックでバツと丸の印が付いている。
そう言えば、学校の学級文庫に、自分の本を預けるシステムがあったような気がする。
この本を家に置いておくのがこわくて、読んだあと、教室に預けていたのかもしれない。
一度読んだあとは、手に取るのも怖かった。



本文のあと、著者の おおえ ひでさんの「あとがき」の次に、「解説に代えて」として、「≪どうわの本棚≫編集部から 先生と両親へのことわり書き」という、本文の三分の一くらいの小さな活字が並ぶページがある。
「低学年のこども向け≪どうわの本棚≫の一冊に、この作品を、このような形で加えたことについて、ずいぶんご批判もあろうか、と予想されます。ふつうなら、差しでがましい言い訳をすべきではないのですが、編集・制作の過程で、いろいろ迷ったり考えこんだりしたことを、そのまま記して、批判を深めていただこうと思うわけです。」

このページのことは記憶になかった。
この本を私たちに届けてくれた人の、当時子どもだった私たちへの思いに触れることに緊張しつつ、見開き2ページに渡るその文を読んだ。
「画家の篠原勝之さんにさし絵をお願いするときも、格別の討論を深めたのでした。たんに、被爆のむごたらしさをリアルに複製する「リアリズム」でもなく、ましてや、作品のつらさを甘くカヴァーするのでもなく、むしろ率直に、「原ばく問題」そのもののこわさを、きびしく表現するのが正当なことではないだろうか?―と。」

「ここに一冊の本があって、もしもこどもたちが、この本とめぐりあったならば、そこには『原ばく』のつらさやこわさが、きっちりと描かれている―そういうきびしい本を、こどもたちこそは、まっとうに受けとめてくれると信じるのです。教科書で『原ばく問題』をひた隠しにしながら、安手で残酷な映像やマンガの世界をこどもに安売りしているむごたらしい通念と現状に対して、むしろこの一冊にこもるあたたかさをこそ、対置したいと思うのです。」

どれほどの決意でこの本を私たちに届けてくれたのか。
泣けてくる。
この文章の最後に、発行者である小宮山量平さんの記名がある。


確か二学年共通の全国課題図書だったからRもこの本を知っているんじゃないかと思ったんだけれど、知らないらしい。
どうやら、私が小学3年生だった時に、3,4年生共通の課題図書だったよう。
その時Rは2年生。
この本の共通の思い出がなくて残念。


課題図書にもなったのに、版は重ねられず絶版となり、その後、まったく違う絵と装丁に変えられてしまったこの本。
八月がくるたびに、思い出す本。


復刊ドットコムに、この初版本のリクエストが上がっているよう。
登録アドレスとパスワード探して投票してこよう。
復刊ドットコム:復刊リクエスト 『八月がくるたびに』1971年版


現行版ではこうなっています。

八月がくるたびに (新・名作の愛蔵版)/ amazon



■8月10日 追記。
昨晩のクマさんのつぶやきに、この本と小宮山量平さんのお名前が出ていました。
f0000211_11253539.jpg
(フォントがひどくてすみません)

御礼のことばを伝えることができれば、と思っていたけれど、今年の春に亡くなられていました。
大切な本をありがとうございました。
合掌。
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by karino-tohko | 2012-08-09 22:42 | ARTS、CINEMA、BOOKS
2011年 11月 05日
F氏の蔵書を整理した
先週の日曜日と一昨日の祝日で、F氏の蔵書を整理した。
と言っても、本の部屋の床のひと隅を掃除してすのこを敷き、ダンボール箱に番号を振って箱ごとに本のリストを作りながら、すのこの上に積み上げただけ。
ひと箱に2,3個ずつシリカゲルの小袋を投入したけれど、箱が紙製じゃあまり意味はないかも。

f0000211_2313074.jpgすのこを買いに出たら、こんなにしっかり厚くゲタも高い桐製のものが2枚298円でびっくり。(上に載ってる黄色い棒は1m物差し)
100均にも桐のミニすのこがあったけれど、ゲタ(足)が薄過ぎて通気性があやしかったので却下。
結局この2枚に全部載りきったので、100円のミニすのこを5枚買う予定だったのより安くついた。

以下、気まぐれに写真に収めながら、箱詰め。

f0000211_23133845.jpg函にも表紙にも中表紙にも著者名の入ってない市販の文芸本って初めて見た気がする。
思潮社の『おとらんと城綺譚』(ホーレス・ウォルポール著)。


f0000211_23143233.jpg濃いマーブル柄の函は、国書刊行会の『世界幻想文学大系』。
Rも数冊持っていたけれど、いっきに40数冊増えた。
いや、一巻につき2A、2Bと複数ある巻もあるから、合計60冊近いかも。


f0000211_2315087.jpg噂の『日夏耿之介全集』が出てきた。
広辞苑に近い厚さで広辞苑より重い。片手で持ち上げられない。
撮り忘れたけれど、日夏耿之介監修の『奢灞都(東邦藝術)』全十三冊の帙入り復刻版(牧神社)も出てきた。
(「灞」、ブログ上では文字化けするかも)


f0000211_23154862.jpg 『世界魔法大全』(国書刊行会)。
そうだった。Fさんは黒魔術にも心酔していた。
人文書院のエリファス・レヴィ『高等魔術の教理と祭儀』も当然ある。


f0000211_2316855.jpg『真ク・リトル・リトル神話体系』(国書刊行会)。
中の装丁も美しい。


f0000211_2316285.jpg『世界幻想文学大系』の第1巻から15巻あたり。
このあたりの外函のカバーは、それぞれ微妙に色合いの異なる、薄いサーモンピンクからオレンジまでの明るいグラデーション。
全ページの両端に、巻ごとに違う色で柱絵(?)が入っている。昔の全集のような懐かしさ。(まあ、これも昔の全集だけど。)

f0000211_23171117.jpgカバーも一冊一冊凝ったデザイン。


f0000211_23173761.jpg学生の頃この装丁に憧れていた、国書刊行会の『フランス世紀末文学叢書』。
ユイスマンの『腐爛の華』一冊だけを持っていたけれど、まさかこんな形でほぼ全巻を手にすることになるとは。せつない。


f0000211_23175860.jpg最後の方で開けたダンボール箱の底から、何やら仰々しいものが二冊出てきた。
二冊目の『ヴァティック』(ヴァセック)と、三冊目の『オトラント城綺譚』。牧神社。

f0000211_23181470.jpgこの『ヴァティック』と『オトラント城綺譚』は二重函入りで、多色手刷りマーブル表紙にインド製山羊革装という超特装版。
それぞれ限定65部の内の一冊で、『オトラント城綺譚』の方は「翻訳者によるサイン及び献辞入り」とある。中紙もすごい。(興奮して撮り忘れた)


f0000211_2325828.jpg他にも初めて目にする本は多くあったのに、なぜか「あ、初めて見る本だ」と強く思った本。
チャールズ・ディケンズの『互いの友』(こびあん書房)。
F氏の他の蔵書とは少し異質な、でも私好みの装丁。
日が落ちてきていたけれどこの表紙は自然光で撮りたかったので二階の窓辺に持って上がったら、空色の表紙にほんのり街灯のオレンジ色が射した。


f0000211_2320473.jpg『チェスタトン著作集』(春秋社)。
ああ、好きな紙質とインク。たまらない。


以上、計362冊、小ぶりのダンボール箱に20箱
その多くが、国書刊行会と牧神社、桃源社のもの。
あとは河出書房新社や奢灞都館、こびあん書房、創土社などで、それ以外は数冊ずつのみ。
ほとんどは、学生の頃の蔵書のよう。


ひと箱ずつ開けて一冊ずつ書名を書き出しながら、あの人はどんな思いで長年この本を…なんて一日ひとりであれこれ考えていたら、当然ながら、だんだん滅入ってきた。

滅入りつつ箱を開けていたら、最後の方の箱から、年賀状の束が出てきた。
ああ、Rが「年賀状、全部残してあったよ」と言ってたやつだ。
「年賀状もみんな処分するっていうから、ぼくが出した分、もらってきたよ」
いや、出したのは私だよ。
届いてるのかどうかもわからないまま出し続けた年賀状。
「どうしてますかー?」「戻って来ないってことは届いてるんですよね?」
Rが選んだ奇妙な(奇怪な)写真と、そんな短いひとこと。
クスッと笑いながら読んでたんだろうか。
返事は一度もなかったけれど、読んで、全部本と一緒に残してくれていた。
ありがとう。
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by karino-tohko | 2011-11-05 23:27 | ARTS、CINEMA、BOOKS