一昨日の夜、KuとRと私の3人で焼肉屋に行った時にことばの話になったので、
「女王(じょおう、じょうおう)」の話をしたら、
K 「うわっ、ほんと! 今までずっと『じょうおう』って読んでたけど、確かに『女』は『じょう』って読まないよね。(勤務先の)学校でいる時に学生に訊かれなくてよかったー」
と、元日本語教師のKuさんも「じょうおう」派。
K 「あと、『たいく』もみんなそう言ってるよね」
私 「たいく?」
R 「『たいくのじぎょう』って言うでしょ」
私 「それ、『体育の授業』のこと??」
2人 「うん」
私 「えーっ? 言わないー。そんなの初めて聞いたー」
R 「周りはみんな『たいくのじぎょう』って言ってたはずだよ」
私 「まさか!」
K 「いつも、『たいいくのじゅぎょう』ってちゃんと発音してたの?」
私 「うん、もちろん。自分ではそう言ってたつもり。周りもみんな『たいいくのじゅぎょう』って言ってると思ってたし」
K 「普通に言ってみて」
私 「体育の授業」
K 「わ、ほんと!」
私 「だってそうだとしか思ってなかったから」
K 「小学校で『体育』って漢字を覚える前に体育の授業が始まるから、耳で覚えたら『たいくのじぎょう』になるでしょ?」
私 「でも、『たいくのじぎょう』だったら『体躯の事業』でしょ?」
R 「話す時にはいちいち漢字は思い浮かべないでしょ。『体育の授業』の話をする時には体育の授業の場面が頭に浮かんでいて、その映像が『たいくのじぎょう』に変換されるんだから」
私 「えーっ!? 私、口にする時にはゼッタイ『体育の授業』っていう漢字も同時に頭に浮かんでる」
R 「普通は文字で浮かばないよ」
私 「私、考える時も話す時も、いつも文字がずらずら頭に浮かんでるよ」
少数派?
K 「じゃあ、『たあいん』は?」
私 「『たあいん』?」
K 「うん、『明日病院から退院します』って言うの、普通は『たあいん』『たーいん』って言うでしょ?」
私 「えーっ!? 言わないーっ」
K 「普通はみんなそう言ってると思う。『たいいん』なんて言ってる人は聞いたことがないし」
(Kuさん、今は医療関係の仕事をしている。)
私 「ゼンゼン気付かなかった」
K 「『退院』って言ってみて」
私 「退院」
K 「わっ、ほんと。そんなふうに発音してる人、初めて聞いた」
今その時の話を思い出して半信半疑で「たいく」で検索してみたら、Yahoo!知恵袋の
“「体育」って、どうして「たいく」って呼ぶんですか?”
がトップでヒットしてビックリ。
ほんとに「たいく」があたりまえ?
さらに、関連質問に
“「体育」をホントに「たいいく」と発音しちゃって良いんですか?そんな人いますか?”
というのがあって、さらにビックリ。
そんな人、ここにいますよ。
「たあいん」も、
「単に「読みを記しなさい」としか書いてない場合、「退院→たあいん(たーいん?)」を×にできませんね」(「ことばについての会議室 - 過去ログ」)
という文章が検索で出てきた。
そのスレッドの中に「体育」「女王」「雰囲気」も出てきている。
結構、衝撃。