病院から帰った後、家事も禁止とのことだったので、数日前に干してあった洗濯物だけ取り入れて、後は暖かくしたリビングで横になってうとうと。
夜、Rが帰ってきた後、丸24時間以上水分だけじゃ空腹で、起きていてはお腹がすくばかりだと、11時頃ベッドへ。
夜中、寝苦しくて何度も寝返り。
昼間寝ていたから眠れないのかと思っていたけれど、4時頃、あまりに気分がすぐれないので水を飲もうと立ち上がって階段を下り始めたら、手足が震えて吐き気がしていることに気が付いた。
なんだろう、食べていないから低血糖? と思ったけれどしんどくて頭がまわらず、ふらふらしながら口を漱いで水を飲んで、冷えたリビングの床に倒れ込み。
そのひんやりした感じが心地よく、布団が暑過ぎてしんどかったんだろうかと思いながら体を冷やして、落ち着いたところでベッドへ。
でもまだ寝苦しくて寝返りを打ち続けて、6時頃、ひどい吐き気でじっとしていられなくなったので、胃の中は空っぽだけど何か吐いた方が良さそうだと、立ち上がって洗面所へ。
洗面所のドアを開ける前に酸っぱいものが込み上げてきて、洗面台に駆け寄って、バシャッ。
胃酸だ。
ああ、さっきの手足の震えもこれだったんだ。
水道水をがぶがぶ飲んでザバザバ吐いたけれど、何度繰り返しても胃酸はなかなか薄まらない。
喉がヒリヒリするほどきつい酸。
こんなのが腸に流れて行ったら、傷口に障るに違いない。
胃酸過多には牛乳がいいけれど、今は牛乳は飲めないし。
しつこく何度も水を飲んでは吐いてを繰り返し、やっと酸っぱさがややマシになってきたところで、これを抑えるためには何かお腹に入れるしかないと、お米を洗ってお粥の水加減にして、炊飯器にセット。
冷凍室にある残りご飯から炊いた方が早そうだけれど、吐き気がひどくてお鍋に付き合っているのはつらいので、炊飯器まかせ。
炊飯器をセットして、ヒーターを付けてその前に寝転がってうんうんうなっているうちに眠ってしまい、目が覚めたら7時過ぎ。
もう一度水を飲んで胃酸を吐いてから、炊き上がっていたお粥を器によそって、ぱらぱらと天塩を降って、よく冷ましてから一口。
おいしいー。
約36時間ぶりの食べ物。
吐き気も治まって、ひと安心。
この60時間、お粥と素うどんだけしか食べていないから多少痩せたかと思ったけれど、見た目も体重も変わらず。
私のお腹にあるらくだのこぶに貯まったたっぷりの脂肪は、今使われなくていったいいつ使われるんだろう。