大腸内視鏡検査。
検査してもらう病院は、ランキング本やインターネットによると、この検査に関してはかなりいい病院で安心して検査を受けられると聞いていたので、朝9時、リラックスして病院へ。
受付の人も看護師も本当に感じのいい話しやすい人ばかりで安心できる。
受付で名前を言うと、「では、お部屋を用意しますのでしばらく待合室でお待ち下さい」とのこと。
この病院では検査前の下剤タイムを個室で過ごせると聞いていた。
「どうぞこちらへ」と通された個室は、3畳ほどの暖かい部屋に、ベッドとサイドテーブル、ヒーター、テレビや雑誌があって、ウォシュレット付きのトイレが付いている。
ホテル並み。
部屋とトイレとサイドテーブルにはナースコールが付いているけれど、小さな磨りガラスの嵌まったドアの向こうをしょっちゅう看護師が行き来しているので、直接声もかけられる。
数時間退屈だと聞いていたので本を二冊持って来たけれど、テレビとベッドがあれば、本がない人でも大丈夫だろう。
部屋に通された後、別の看護師が、紙コップと氷の浮いたピッチャーを持って入って来た。
説明を聞いてから、まず紙コップに入っている薄甘い液体の下剤を飲む。
妙に甘いけれど、思っていたよりはずっと飲みやすい。
その後、ピッチャーの下剤を2時間かけて飲んで、便が透明な水状になるまで出すとのこと。
同じ味かと思ったら、ピッチャーの中のはポカリスエット風。
「検査自体よりあの下剤を飲むのが苦痛」「吐きそうになって泣きながら飲んだ」と聞いていたので、バリウム並みかと覚悟していたけれど、肩透かし。
歩いて来て喉が乾いていたのでゴクゴク飲める。
病院によってこの下剤も違うのか、それとも私の味覚が鈍いのか。
トイレも、「飲んでしばらくしたら液状のが急に出そうになって危なかったので、ちょうど持っていたおりものシートを着けておいた」とあったので、念のために薄いナプキンを用意してきたけれど、全然そんな感じではなく、「飲み始めて30分経ったしそろそろ出るかな。出さなきゃ」という感じ。
出たのは昨日までとあまり変わらない液状で、昨日まででも「たまっていたものが出た!」と言う実感はなかったので、まだ奥の方に固形物がどっさり残っているんじゃあ? と言う感じ。
下剤を一気に飲み干してしまってはいけないかもと数回に分けて飲んでいたけれど、残り少なくなってきても、出る回数は少なく、出るのは液状ばかりでまだ中にたっぷりたまっていそう。
看護師さんが「では下剤を追加しますので」と言うので安心していたけれど、しばらくしてから「下剤は追加しないで水をと言うことです」と、コップ一杯の氷水。
下剤、まだまだ飲めるんだけど。
その後水をお代わりしたけれど、水はおしっこになるだけで、それ以上便は出ないよう。
大丈夫かな。
今もう一度看護師さんが「今どんな状態ですか」と水便の写真が並んだボードを持って様子を見に来たので、「今これとこれの間くらいです」と便の様子を伝えて「まだ下剤飲めますけど」と言ったけれど、一週間マグミット錠を飲んでいたのなら大丈夫だろうということで、三杯目の氷水。
写真のボード、説明もしやすいし、最終的にどれくらいまでなればいいのかわかりやすくていい。
(病院によっては出たものを看護師に見てもらうそうな。ここでも「よかったら、出たら呼んでくれたら見に来ますので」と言ってくれていたけれど、やっぱ呼びにくい。)
12時半。
そろそろ検査らしい。
ドキドキ。