帰り道、「晩ごはんは家に帰って何か作るよ」と言ったけれど、Rが国道を走りながら「ここのお好み焼きも食べてみようよ。夜中2時までやってるって書いてあるし、もしおいしかったら、今度から遅くなった時に寄れる店が増えるじゃない」と、数ヶ月前にできた店に入った。
私はあまりおなかがすいていなかったので(薬のせい?)注文はRまかせで、その店オリジナルのモダン焼き風お好み焼きとねぎ焼きをオーダー。
「お待たせしました」と出てきたのは、この間の店のとは違って、ごく普通の平たく焼けたお好み焼き。
…と思ったら、違った。
持ってきた大ゴテから鉄板に降ろす時に、ぷるぷる揺れている。ババロアのように。
何なんだ?と思いながら手元のコテで切ろうとすると、力を入れる前に、プリンのようにぷちゅんとつぶれた。
外観は普通によく焼けたお好み焼きのようなので、なんだか違和感がある。
壁際のメニューを取って説明を読んでみると、
「ふわふわモダン焼き風お好み焼き。やわらか麺ととろーっとした玉子が混ざり合い絶妙な旨さを醸し出しています」
ふわふわ系お好み焼きは好きだけれど、それとは食感が違う。
きっちり焼けているような外観だけに、独特のぷるぷる具合になんだかただの生焼けを食べているような錯覚を覚えてしまう。
見た目と食感のギャップに、アタマの中の情報処理が追いつかず、おいしいのかどうかもよくわからない。
この間の店といい、こういうユルイお好み焼きが最近のハヤリ?