日曜日、朝9時。会社からの転送電話で目が覚めた。
まだおかしい。
身体もビリビリしている。
緊張状態で眠気はほとんどないけれど、寝なきゃ。
頭のスイッチを切るような感じで眠った。
目が覚めた。
12:30。
激しかった緊張状態が少し落ち着いている。
多くの人が出てくる夢をたくさん見ていたよう。
いろんな感情が渦巻く、思い出したくないような夢だった気がする。
しなきゃいけないことは山のようにあるけれど、できる精神状態じゃないし、会社に行く車もない。
夢は感情や混乱した情報を整理してくれる。
緊張状態が少し解けたのでもっと眠れそう。眠らなきゃ。
15:30。
窓の外から響いてきた話し声で目が覚めた。
セミの声だけが聞こえる昼下がりのけだるげな静けさと、そこに突然湧いた母親の声に似た陽気でよく通る女性の声に、今大学生の私が、4歳の頃から住んでいた家の道路沿いの部屋で昼寝しているんだと錯覚した。
一番心が開放されていて、何でも自分の思うままにやっていけると感じていた頃。
目を開けると、思っていた場所じゃない。
どこだろう、とぼんやり考えた。
ああ、私はもう学生じゃないんだ。結婚してこの家に住んでいるんだった。
またたくさん夢を見ていたよう。
少し起きあがれそうな気がしてきたので、しばらくベッドの上でうとうとした後、起きあがって1階へ降りて、何かした方がいいだろうと思い、ゆっくり洗濯を始めた。
17:00
洗濯の後、何かしないと落ち着かず、でも何も手につかなくて、どうしようとあたりを見廻していたら、整理が中断していたDVDの山が目に入ったので、少しずつダビングしようと手をつけた。
途中でKoさんから、HDD付きDVDレコーダを買ってきたけれど設定がうまくいかない、明日から旅行に行くので今晩中になんとかしたいのに、とメールが入ったけれど、人に会う気分ではなかったので、設定についてメールでやりとり。
高速ダビング中の焼付けを起こしそうなDVD画面からTVに切り替えたらサザエさんをしていたので、気が紛れるかも、と見ていた。
平和で穏やかな安定した家庭の中の出来事。永遠に続くかのような小学生の夏休み。
少し心が健康になった気がする。
21:00
Rが帰ってきた。
「だいじょうぶだよ」と何度も言ってもらってずいぶん安定してきた。
23:00
簡単な夕食(バラ凍結の魚介類ともやしを炒めただけ)を1品だけ作って食べて、録画してあったニュースを見ていたら、再びKoさんからメール。
設定について数回やりとりしたけどうまくいかないようで気になったし、Rにも「行ってきたら? 行っておしゃべりしてきたら元気になるんじゃない?」と言われて、実際、人と話した方が元気になりそうな感じにまで回復していたので、見に行くことにした。
1:15
帰宅。かなり落ち着いた。
4:30
寝る。