片付けなきゃ、と思っているとむしょうに他のことがしたくなるもので、一年ほど前に買ったままずっと放置してあったキッチンクロックを、やっと壁に取り付けた。
1940年代後期から50年代前半のアメリカ製だそうで、コンセント式だったものを乾電池式に改造してあるもの。
アイボリーの文字盤に黒と朱色の目盛りで、遠目でわかりにくいけれど、数字のレタリングがレトロ。
ケースはグレイの台の上にアイボリーの縁。風防はクリスタル。
秒針は昔のまま、秒を刻まずにさーっと掃くように周るタイプ。
時計が好きなんだけれど、昔から、身の回りの置時計は次々に壊れてしまって、リビングには動かなくなった時計ばかり。
掛け時計はなぜか壊れないようなので、これを買った時に、やっと部屋に「動いている時計」がある生活ができると思ったんだけれど、買ったまま取り付けずに放ってあった間にRがデジタルの電波置き時計をもらってきてしまった。
その電波時計は、私の好きなデザインじゃなくてあまり近付かないからか、半年以上経ってもなぜか壊れずに健在。
なのでもう部屋に時計はあるんだけれど、せっかく買ったので、嵌めごろしの窓の上に取り付けた。
ここならリビングからもキッチンからも見える。
うん、かわいい。