パオを修理に出していた店から数日前に、「生産中止になってずいぶん経つ車でオリジナルのステーなどの部品がもうメーカーにもないので、他のもので間に合わせる形になります」と連絡が入っていた。
破損や脱落に備えて、ヘッドライトとテールランプとアルミホイールは予備を買ってあったけれど、まさかリアウインドウの予備まではキープしていない。
「ステーはあまり見えないところだからちゃんと開けばそれでいいけれど、リアガラスが汎用ガラスを切って嵌めるだけで電熱線ナシになってしまったら不便だし、雰囲気が変わったらイヤだなあ。
ガラスに貼ってあったPAOシールももうあるわけないだろうなあ」
と覚悟していた。
それが、今日戻ってきたパオには、ちゃんと日産の製造No.と電熱線の入っているオリジナルのガラスが嵌っていて、PAOシールも貼ってあった。
うれしいー。(TT)
Rが夕方に納品のついでに引き取りに行ってくれていて、私が対面したのは夜遅く。
ひと気のない真っ暗な駐車場だったので、ガラスがちゃんと元に戻っていることだけ確認して、トランクに何か積んであるようだったけれど暗くてよく見えないし家に着いてからゆっくり確認しよう、とすぐに車を出した。
「何か黒っぽくて四角い大きなものが積んであったけれど、何かな。
日産の人が、こんな被害に遭ってかわいそうだからと、何か粗品をくれたのかな。
空気清浄機かAV機器のように見えたけれど、いくらなんでもそんなのくれるわけないしなあ」
家に野菜がないことを思い出したので帰りに24時間スーパーへ寄って、そこでトランクの中のものを確かめてみることにした。
何だろう、とワクワクしながら車を降りて、トランクへ。
鍵を開けて見てみると…
ファンヒーター。
ああ、そうだ。
Rにパオを引き取りに行ってもらう時に、修理に出してあったファンヒーターもついでに引き取ってきてくれるように頼んだんだった。
ちょっとがっかり。
なんで完全に忘れ切るのかなあ。