警察に調書を取られる機会がこれまでに7,8回あったけれど、毎回思うのは、調書を取る(というか、調書を「書く」)のに時間かかり過ぎ。
初めて調書を取られたのは、朝の路上で 「前出し男」 に出くわした時。
出勤時に駅に向かっていたら、上着の前をはだけてブツを見せびらかして逃げ去っていった男がいた。
家のすぐそばでのことだったし、念のために警察に電話したら、簡単な調書を取りたいので後日で構わないので派出所に来て欲しいとのこと。
調書は、警官がこちらの話を聞いた後、専用の用紙にそれを記録するんだけれど、修正をしてはいけないものらしく、途中で文字や助詞を間違えたり文がうまくまとまらなかったりするたびに、新しい用紙に最初から書き直し。
訂正印などは使えないらしい。
何度も一から書き直すので、数回目に思わず
「あのー、先に別の紙に下書きするとか、鉛筆で下書きするとかしたらどうでしょう…」
と言ったんだけど、
「そうですよねえ。紙がもったいないですよねえ。でもこういうやり方になってるんですよ」
と、そのまま継続。
紙ももったいないけれど、私の時間ももったいない。
しかもその人、間違えないように気を付けているせいか、文字を書くのが異常に遅い。
最初の2,3行目あたりで間違えるのならまだいいけれど、時間をかけてゆっくり書き進めてきて、残り一行、ってところで 「あっ…」 と手が止まった時には、こっちもグッタリ。
結局、わずか十数秒ほどの出来事の調書を取られるのに、約2時間。
おかげで、その後、休日に庭で草抜きをしていた時に、見知らぬにいさんが私のそばに立ち止まって私を眺めながらいきなり○○し始めて、私が家に逃げ込んだ後もドアに向かって○○し続け (すりガラスが嵌っているので透けて見える)、私が完全無視しようが各国語で怒鳴りながらドアを激しく叩こうが(相手は国籍不明の外国人だった)ひるむことなく、最後にドアに××ぶっかけて逃げて行った時には、調書を取られるのに6時間くらいかかるかもしれないと思って通報をあきらめた。
(その後その人も現われず何ごともなかったのは、今思えば幸い。)