去年の秋から行方不明になっていた写真が、昨晩突然、私の手元に届いた。
夜帰宅したら、郵便受けにTさんから郵便が届いていた。
「手紙なんて珍しい。それにしても一度開封されたみたいなヘンな封筒だなあ」と思いながらふと見ると、大阪の住所。
「あれ? Tさん、京都から大阪に戻ったのかな」と思って消印を見ると、去年の1月。
「なんで? 郵便事故でどこかをさまよってたのかな」と思いながら中身を取り出すと、去年の秋、OV記念イベント会場でTさんが紛失した大切な写真が!
その写真は、OVの記念誌を作る時に、トンガの原稿を書いてもらったTさんから記念誌に載せるために借りていた写真で、Tさんがトンガの人に撮ってもらった大切な写真も含まれていた。
トンガから戻って大阪にいたTさんから郵便で私に送られてきて、OV記念イベント当日に、編集スタッフがイベントに来てくれたTさんに完成した記念誌と一緒に返却したんだけど、イベントが終わった後、Tさんが、記念誌を入れた大きな封筒ごと写真がなくなっていることに気付いたんだった。
イベントには日本人と外国人合わせて300人以上の人が来ていて、同じ封筒で記念誌を渡した人が20人ほどいたけれど、他の人が間違えて持って行ったのなら、後で気付いてOVに届けられるはず。
でも、心当たりに電話をしたりMLや教室で聞いてまわったりしたけど、何の手がかりもなく、これだけ聞いてまわっても誰からも連絡がないということは、多分片付けの時に誰かが間違って捨ててしまったんだろう、という結論になっていた。
もうすっかりあきらめて忘れていたものが、突然目の前に現れるなんて。
写真には、印刷時の縮小率をメモした付箋も付いたままで、写真を包んでいる紙も、Tさんが最初に私に写真を送ってきた時のもの。
封筒も、最初にTさんが私に写真を送ってくれた封筒そのままだった。
写真をそのままその封筒に入れておいたおかげで、そのまま封をしてポストに投函してもらえたもよう。
切手は「通常当日限り」と書いてあるスタンプタイプのもので、一度使用済。
よくそのままでもう一度配達してくれたものだ。
送ってきた人の手がかりがないか見たけれど、何もなし。
封をし直してあるテープの独特の貼り方や、そのまま再投函した様子から、外国人の男の人のように思える。
あー、出てきてよかったー。
あまりにびっくりしたので、夜1時をまわっていたけれど、すぐにTさんと編集スタッフ全員にメールした。
携帯メールの人、遅くにすみませんー。