季節外れの4月末の祝日分、覚え書き。
暖かくなって閉めきられていた窓が開いて、よそから話し声やテレビの音が時折かすかに漏れ聞こえてくるの、ほっとする。
子どもの頃の日曜日の音はこんなだった。
人の気配があるとほっとする。
風を通すのに二階の南側の部屋に入ろうとしたら、小さなやもりが床でお亡くなりになっていた。
ああ、なんでこんなところに入ってきたの…。
庭に埋めようと思い厚紙で掬おうとしたら、
「!!」
生きていた!
ピクッと動いて、そのあと私の手から逃れようとし始めたので、そのまま窓の下の紫陽花の繁みに落とした。
このまったく水気のない暑い部屋の中でよく干からびなかったものだ。
久しぶりにシーツを洗った。
部屋の中を柔らかな風が吹き抜けて羽毛布団がふかふかで気持ちいい。しあわせ。
前の夜にRが「もう暑いよ」と言っていたので、ベッドから毛布をはがした。
毛布が床に落ちても全然問題ないくらい床がきれいなのがうれしい。
(以前は裸足で床に降りられないほどいつも床がほこりだらけだった)
廊下の物入れの引き出しの中に、PP袋に入ったままの見覚えないピンクのファスナー付きポーチが入っていた。
「レインコート?(少し前に同じ物入れで同じようにパックされた
簡易レインコートを見つけた) あ、TURKISH AIRLINEってプリントされてる。帰りのお土産でも入れられるようにエコバッグ?」と取り出してみたら、
アメニティセットだった。
航空会社でこういうのをもらえるところがあるのか。
(パキスタン航空とタイ航空のエコノミークラスしか乗ったことがないのでもらう機会がなかったのかと思ったけれど、私が乗った時代になかっただけかも)
入っていたのは、飴色の櫛と靴べらと歯磨きセットと、アイマスクと、滑り止め付きの撚りのあまそうな柔らかな靴下。
靴下のふやふやした口ゴム、かわいい。
落ち綿を撚ったようなふんわり具合に惹かれるけれど、一度履いたら伸びそうだし、Rがモルドバに行ったときのものらしいので思い出の品かと、そのまままた、引き出しの中へ。
翌々日の夜から帰省する予定なので荷物をまとめて、洗面所の棚を整理したときに出てきた、一度も使わないまま死蔵していた30年前の蛍光フロスト調のヘアピンとバレッタと、同じく一度も着けていないトースター型のパッチン留めを、
ビーズやラインストーンや金の刺繍がかわいくて気に入っていたけれど私には小さ過ぎて使えなかったパリ柄のバッグインバッグに入れて、妹んち行きの荷物の中へ。
この日必ずしなければいけなかったこと(ATMで現金預け入れ、二日後の帰省のための土産購入、帰省の荷物まとめ)は、なんとかこなした。
(いつもは帰省する当日に電車の時刻を気にしつつ慌てて手土産を買うけれど、今回は平日の仕事のあと夜の電車に飛び乗る予定なので、先に用意しておいた。手前のPOPなのは姪っ子らへ。あとは伯母宅と妹の嫁ぎ先分。健康が心配な母親には同じ店のものをバラで少しだけ)
あとやったのは、洗濯とシーツ交換と、冬の手袋やストールの手洗い。
夕食前には寝室にルンバをかけて(普段は朝にかけるけれど毛布を除けてからにした)、夕食後にはしおれてた庭の植物に水を遣って、流し台を磨いた。
たいしたことはやってないのにくたくた。
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裏庭に出ていた山野草風の葉をプランターに移しておいたものに、濃い赤紫の蕾がついていた。
シラン(紫蘭)だったよう。