去年植えたいちじくに、実が付いていた。
去年も、商品説明に「結実まで5~6年」とあったにも関わらず、植えた半年後に
棒っきれ状態の苗の先にいきなり実が付いて驚いたんだけれど、何かに食べられたのか落ちたのか、付いてた実はいつの間にか姿を消したんだった。
今年はちゃんと熟すまで持ってくれるだろうか。
8月終わり。
雨上がりの葉陰に2cmほどの小さな青い実がひとつ。
9月半ば。
小さな実が3つに増えていた。
9月終わり。
実が少し色付いてきた。
けれど大きさはまだ2cmほどのまま。
「まあ、結実まで5~6年かかるらしいし、実の形はしていても食べられるようなものにはならないかも」と思いながらも肥料をやって、しばらくは毎朝気にして見ていたけれど、それ以上大きくなる様子も赤くなる気配もなくて、そのうち繁忙期に入っていちじくのことはすっかり忘れてしまっていた。
それが、この間の日曜日の夕方、自転車を出そうとして鉢を倒してしまい、そのおかげで実のことを思い出した。
が、実がひとつしか見当たらない。
辺りを見ても落ちた気配はないし、枝先で干からびてもいない。
ってことは鳥にでも食べられたのか? なら、もしかしたらこう見えても熟してる?
このまま樹に残しておいてもじきに霜や雪でだめになるだろうし、ならば食べられるか試してみようと、まだ青味の残る実を採ってきた。
ほんのり紫がかった青い実。
サイズは栗の実くらい。
ちっちゃい。
(本来は大型の実ができる品種)
こんな小さくて青いなら中は白くて硬いままかなと思いながら半分に割ってみたら、
赤くてびっくり。
そうだ、実が真っ赤になる品種だった。
皮を剥いて食べてみたら、甘さは少ないものの、ちゃんといちじくの味がしている。
すごい!
ほんとにいちじくができた!
Rにも半分残しとこう。
夕食の準備でまな板を使うのでいちじくを避難させようと、調味料を量った「おおさじこさじ」をさっと洗ったところに入れたら、直径も高さもジャストサイズ。
すっぽり。
思わずもいちどカメラを持って来た。
5、6年かかるはずなのに、思ってたよりずっと早く実が付いてびっくり。
来年はもう少しできるかな。
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追記。
検索してみたら、いちじくには、前年の秋に前年の枝先に付いた幼果が春先から大きくなって6~7月に成熟する夏果と、春から伸びる新枝の途中に着果して8~10月に枝の基部に近い方から順に熟していく秋果とがあって、品種によって夏果専用種・秋果専用種・夏秋果兼用種があるとのことで、私が買ったベローネは秋果専用種か夏秋果兼用種らしい。(サイトによって書いてあることが違う)
あと、前に、黒皮系のベローネと皮の色が薄いバナーネという全然別の品種が混同されていることが多いらしいと書いたけれど、同じ黒皮系でベローネとされている品種でも、実の中身が薄桃色だと書かれているものと鮮やかな赤色とされているものとがある。
品種、いろいろ混乱してそう。
また、実を大きくするには、
「実の成長が一休みする梅雨明けから成熟期直前の8月上旬まで水分不足にならないようにすることが大切です。鉢植えの場合は、朝、夕の2回水遣りをします。庭植えの場合は土から水分の蒸発を防ぐために根元に敷きワラや腐葉土によるマルチングをしてやります。」(
eグリーンコミュニケーション 「困ったこと・お悩みごと解決>イチジク」の項より)とのこと。
そう言えば、苗に付いてた説明書に「水切れに注意」とあったっけ。
でも、枯れてないし大丈夫かと、日に二度どころか月に数回しか水遣りしてなかった。
ごめんね。
来年はいっぱい水遣りしよう。
愛用していた木製のおおさじこさじ(過去記事にリンク)に調味料のしみがついてきたので、売ってるうちにと陶製のも買ってきた。
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