昨晩急に冷え込んで、朝にはまた薄っすら雪が積もっていた。
午後、銀行のATMを出たところで携帯電話のアラームが鳴り、その時刻だと知った。
ひと気のない駐車場で車に乗り込み、昼下がりの穏やかな陽射しの中で目を閉じてあれらの光景を思い出すと、ほんとに短い時間のうちにいろんなものが失われたんだと、あらためておそろしくなった。
犠牲になった多くの方々のご冥福を祈るとともに、今こうして無事に日々を過ごせていることに深く感謝する。
1月にリツイートされてきたものが、今日もう一度流れてきた。
「あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由|変化するリーダーの資質」
2011年3月11日。Twitterは唯一の通信手段と言っても過言ではなかった。いつものくじらの絵が出ても、決しておかしくはない状況だった。しかし、Twitterにアクセスできないときに見られるくじらは現れなかった。なぜか。
そこには、これまであまり語られてこなかった理由があった。
あれからもう3年。
今後災害が起きた時に備えて、Rと連絡を取り合うための家族間連絡専用アカウントを作ろうと言ったまま、まだ作っていない。
大きな悲しみと苦しみに遭われた方々に、少しでも早く穏やかな日が訪れますように。
被害に遭われた方々の痛みが、少しでも早く希望と力に変わりますように。
「未来へのキオク」