寝室のレースのカーテンを処分したのはいつだっけ、と過去記事を探してみたら、カーテンの端を踏んづけてカーテンレールごと落とした2011年の秋だった。
今から2年半前。
20年以上前に買った昔ながらのレースのカーテンが見た目にうるさかったので、なくなってすっきりしたところで買い直さず、2年半、寝室は遮光カーテンだけでやってきた。
けれど、パイプハンガーを撤去したことで、半分閉めっぱなしだった遮光カーテンを全開できるようになると、その全開感が快感で、朝起きたら遮光カーテンを全開せずにはいられなくて。
すると外から寝室が丸見え状態。
で、いくらか視界を遮ってくれるボイルのカーテンを買った。
買ったのは、ちょうど少し前に届いた通販カタログで見かけて気になっていた、
「トルコ製生地使用ビーズトリム付きボイルカーテン」 (dinosの商品ページにリンク)。
角度によってゴールドに光るターコイズブルーの生地で、端にビーズのトリム付き。
縦の織目が表情あるシャリっとした生地で、レースより透け感がある。
きれいだなあ、こういうのが部屋にあったら気持ちいいだろうなあ、でも必要ないしなあ、と最初見た時は見送ったけれど、いやいや、寝室に薄手のカーテンは必要だ。
機能重視で選んだ遮光断熱カーテンとの色のバランスが気になっていたけれど、届いて付けてみたらそれほど違和感ない。
いや、ちょっとあるけれど…まあ、ストレスになるほどじゃない。
透け感はこれくらい。
(片付けてから撮ろうよ)
ベランダ側にも付けた。
開け閉めするたびに気持ちいい。
カーテンの開け閉めがこんなに嬉しいなんて。
長らくずっと滅入りがちで、常に何かに追い立てられているような不安感や焦燥感があったけれど、ここ最近、家で過ごす時間に不思議に幸せを感じるようになってきた。
とくに、家に手をかけている時のこの幸福感は何だろう。
初めてこの町のアパートに越してきた頃の5月の空気感や、そこからこの家に越してきた頃の昂りに似ている。
休日が待ち遠しい。
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ずっと以前、ゴールド箔プリントの入ったライラック色のボイルカーテンにひとめぼれしたことがあって、家具との配色といい、いつか寝室にボイルカーテンをかけるなら紫系で、と思っていた。
このピンクを濃くしたような、オリエンタルな赤紫だった。
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