一昨日の日曜日、もらったルンバに入っていたバーチャルウォールってのを使ってみた。
区切りたい場所に置いてスイッチを入れるだけなのに、なんだかすごくややこしくて面倒そうな気がしてしまってあった、赤外線を出す黒い物体。
いざ使ってみたら簡単だし、部屋を開けておいてもルンバが出ていかないので、風を通しながら掃除ができて気持ちいい。
ルンバが使えるほど片付いてる部屋なら、フローリングワイパーで掃除しても数分で済むしその方がきれいになる気がするけれど、「私がしなくても代わりにやっておいてもらえる」っていう、自分以外の何かに頼れる安心感っていうか、ヘルプを出せる安心感があるような気がする。
同じ日曜日の夕方遅く、美容院で髪をカットしてもらった。
美容院に行くストレスよりも人に切ってもらうラクさの方が勝ってきたら、もう自分で切る生活には戻れない。
30代くらいまでは、何でも自分ひとりでできることに安心していたけれど、50代目前の今は反対に、全部自分でしなくても人に代わってやってもらえることに安心するようになってきた。
いざとなったら何でも自分でできるという安心感と、いざとなったら人にやってもらえるという安心感。
今、その交差点に立っている気がする。
昨日の夜中(のつもりでいたけれど、午前5時まわっていたのですでに朝だった)、髪の後ろがどんな感じなのか撮っておこうと、初めてIS01のインカメラ(内側についてる自分撮り用カメラ)を使った。(インカメラの存在、すっかり忘れてた。)
画面が傾いているのは、正面のどアップ顔が写り込まないようによけたせい。
しかし、なぜこのインカメラはズームが利かない?
自分の背後を覗き見るのにも使える機能なのに、正面からの自分撮り以外の場面は想定されてないから?
遠いよ。
(なぜか手が自分の手じゃないように写っててきもちわるいよ。)
前回、前々回はやや刈り上げになるくらいまで切ってもらったけれど、今回は、自分で切ってた頃のようなボブにしてもらった。
横を軽くすいているので前から見ると印象が違うけれど、後ろから見ると、以前のセルフカットとおんなじようなシルエット。
今通っている美容院は、普段は無口なおにいさんのチーフと線の細い人形のような見習いの女の子がいるだけで、こちらから何か質問しない限り黙々とカットしてくれるし、無口だけどフラットな感じの人で、聞きたいことやお願いしたいことはヘンなことでも聞きやすくてストレスが少ない。
チーフが友人らと手作りしたという店の内装の素材感や色合いも好みで、私には居心地いい。
いい店に出会えてよかった。
髪を切ってもらった帰り道、切ってもらったラクさを反芻しながら、「ああ、でも、すっかり切らなくなって自分で切れなくなった頃にこの店がなくなってしまったら、いったい私はどうすれば」と不安になって、「いやいや、普通みんなお店で切ってもらってるんだから、この店がなくなったからといって切羽詰まることはないはず、だいじょうぶ」と自分に言い聞かせた。
うん、だいじょうぶ。