秋の閑散期が来ないまま、夏の繁忙期からそのまま年末の繁忙期に突入しかけてる。
どういうこと。
日曜日、この間もらったキャンディの香りの洗剤のサンプルで洗濯して干そうとした時に、Rの白い綿パジャマの襟元の長年の黄ばみが気になったので、少し前に
ノーアイロンワイシャツで失敗した煮洗いに再挑戦してみた。
ワイシャツの時はあまり何も考えず、布巾を洗うのと同じような感覚で調理用鍋を使ったけれど、今度のパジャマは先に石けんではなく洗剤で洗ってあったので、香料の匂いが強い。
さすがにそれを調理鍋で煮るのは抵抗があったので、「他に何かいい容器はないかな」「アルミのたらいは前に漂白剤で黒変したし…」と、世間では何を使ってるんだろうと煮洗いサイトをのぞいてみて、「あ、ホーロー!」
洗面台の下に、長年放置していた新品同様のデカいホーロー鍋(というかストックポット)がふたつあるのを思い出した。
そのストッックポットは、ここに越してきた頃に、「プロの調理用具店」みたいな店で見つけたもの。
濃い青色が好みでなかったけれど、まだインターネットが普及していなかった当時、ホーロー容器でそれだけ大きいのが売られているのを他で見たことがなかったので、興奮して買ってしまったんだった。
で、案の定、色がストレスになってお蔵入り。
何度か不燃物ゴミ入れにしたりウエス入れにしたりしてみたけれど、やっぱり頻繁に目にするのはしんどくて、すぐに使用中断。
かと言って新品同様のままではなかなか処分する決心もつかず、普段目につかない洗面台の奥にしまい込んでいた。
ひっぱり出してきてRの厚手のパジャマを入れてみると、余裕のサイズ。
ミルクパンでお湯を入れながら測ってみると、どうやら15Lあるらしい。だったら、ひとまわり小さい方のは10Lか。
処分できずに困っていたけれど、使い道が見つかってよかった。
パジャマが浸るくらいの分量の熱湯を入れて酸素系漂白剤と粉石鹸を入れて、かき混ぜて軽く溶かしてからパジャマを入れて、ぐらぐらしない程度の弱火にかけて約30分。
そのあと火を止めて冷めにくいようにふたをして出かけて、数時間放置。
あんなにがんこだった長年の黄ばみが、ウソのように白くなっていた。
パジャマを取り出したあと、容器に残っていた漂白剤+粉石鹸液がまだ使えそうだったので、この間からいくら洗っても湿気った匂いが消えなかったバスタオルを浸け込んで再度ゆらゆらと弱火で30分ほど沸騰させて火を止めて長く置いておいたら、あんなにガンコだった匂いもすっかり消えた。
さすが。
あった、これだ。
野田琺瑯 ホーロータンク 27cm 手付 15L 【ホーロー保存容器】
高っ!
野田琺瑯のだったのか。
違った。
小さい方を取り出してみたらそっちにラベルが付いてて、これだったことが判明。
ホーロー保存容器 24cm(10L)
サイズも15Lじゃなくて10L。
なのに、野田琺瑯の15Lよりさらに高い。
「で、日曜日にやったのは?」
「パジャマの煮洗い」
「…」
うん、一番後回しでいいことだよね。