健康診断に行った日、病院から帰って16時間ぶりに物を口にして気を失うように眠って、夕方、目が覚めてから洗濯をした。
Rのワイシャツ二枚に汗じみができていたので、石鹸でこすって漂白剤を使ってみたけれど、洗い終わって干そうと見ると、落ちてない。
で、ネットで調べて「驚くほどすっきり真っ白になる」という「煮洗い」っていうのをやってみた。
私がやった煮洗いは、鍋にお湯をわかして、そこに粉石鹸と酸素系漂白剤とワイシャツを入れて10分ほど煮る方法。
丈夫な綿や麻向きの洗濯方法だと書かれていたけれど、ワイシャツは1,000円台の安いノーアイロンシャツで普段から扱いがてきとーだったので、素材の確認も何もせずに鍋へ放り込んだ。
10分では物足りない気がしたし、午後の部で診てもらおうと思っていた病院の受付が閉まる時間が近付いていたので、火を止めたあと熱湯にシャツを浸け込んだまま病院へ。
6時間後に帰って来ると、室温が40度近かったせいか、まだ鍋の中のお湯が熱かったのでびっくり。
これだけ浸け込んだらさぞかし真っ白になったことだろうと、洗濯機ですすいで軽く脱水してみたら…
超、シワシワ。
鍋に中にギュッと押し込んでいた間に付いたシワがそのまま残っている。
たたんでパンパン叩いたくらいではどうにもならない。
いったん乾いてしまうと伸びそうにないので、この状態でアイロンをかけて伸ばそうと、久しぶりにアイロン台を出してきた。
ワイシャツにアイロンをかけるのは十数年ぶり。
体重を乗せてアイロンをかけると、ピシッ!
…と、いったん伸びたように見えたけれど、少しでも湿気が残っているとシワが復活するらしく、次の箇所にアイロンかけながらふと見ると、また全体にくっきりした細かなシワが復活している。
強固なシワ加工のよう。
結局、アイロンに不慣れな私の腕のせいもあって、ワイシャツ二枚のアイロンに所要時間1時間40分。
あつー。
検索したところ、熱湯は、形状記憶素材の記憶を消し去る最短の方法とのこと。
しまった。
ノーアイロンシャツは煮洗いには不向きだったのか。
ノーアイロン加工をリセットして、熱湯の中で新たにシワ加工を施してしまったのかも知れない。
丸ごと熱湯に浸け込まずに、汗じみができた部分だけ熱湯と漂白剤と石けんでなんとかした方がよかったよう。
今度洗濯した時に、あのシワシワが甦りませんように。