書きそびれている日記を書こう、コメントに返信しよう、と電源を入れたものの一日開いたまま何もできず放置しておいたPCを、もう寝ないと、と閉じようとして、その前に座り、「寝る前に少しだけ」と覗いたTumblrで、目に止まった文章があった。
少しせつない気持ちになりながら20数行の文章を読み終えると、末尾に、「一人旅への憧れ: 気がつけば82歳」という引用元の表示。
82歳? と驚きつつ、その次のPOSTが目に入った。
“結婚して最初に「これから 名で呼んでいい?」と夫に聞かれ、「呼び捨てにされたことないから 好きじゃない」
ホント 可愛げなかったな。 無論 お互い様だったら嬉しかったと思う。
今 何の抵抗も無くファーストネームで呼び合う夫婦を見ると良い時代だなあと羨ましい。”
— 呼び名: 気がつけば82歳
リンク先はブログだった。
Rは私を名前で呼ばない。
付き合い始めた頃、私がその名で呼ばれるのを嫌だと言ったから。
今でも、Rが名前で私を呼ぶところを想像するとなんだか居心地悪く落ち着かないけれど、ここ数年、どちらかが先にいなくなってしまう時のことを度々考えるようになってから、Rに名前で呼んでもらわなかったことをその時になって後悔するんじゃないかと思えてきていた。
明日起きたら、名前で呼んでみてって言ってみよう。
名前で呼ばれる練習をしよう。