日曜日に、先週ダウンしていて行き損ねていた三人展におじゃましてきた。
と言っても、午前中に10回近くアラームを鳴らしたのに起きられず、目が覚めたら午後3時前。
こんな時間からどうしよう、でも最終日だし行っておきたいし、と迷いながら、場所や行き方を確認してなんとか準備して家を出て、でも、いったん家を出てからも駅に向かう途中でガスの元栓が不安になって引き返したり、乗り換えの駅でホームを訊ねた人に反対側を示されて一本乗り損ねたり、最後に乗ったバスも遅れ気味だったりで、やっと到着したのは、聞いていた閉店時刻の10分前。
幸い実際の閉店時間はそれより30分遅くて、閉店時間になってもまだしばらくおじゃまできたので、充分そこで過ごすことができた。
おじゃましたのは、友人の
舟橋英次さんと
早瀬まひるさんの方で案内のあった三人展で、会場は小さな自然食レストラン。
舟橋英次さんの今回の作品は、以前拝見した迷宮都市とは雰囲気も色合いも異なった、深遠で印象的な鉛筆画とアクリル画で、早瀬まひるさんの作品は、前に拝見してその色と線に惹かれた大好きなエッチングと、物語的な繊細なエッチング。
今回、
渡辺あふるさんという方の絵を初めて拝見した。
伸びやかな線と明るい色彩で、見ていて心がラクになる絵。
ご本人も明るく真っ直ぐに人に向き合われる感じの方で、一緒に話しているとこちらも自然に肩の力が抜ける。
同じ空間に並んでいるのが可笑しいほどそれぞれ画材も画風も見事にバラバラだけれど、何かしら、向き合って無言で対話し合っているような、三人の絵の不思議なバランス。
対話というより、問答に近いかもしれない。
バナナ&ココアセーキと、バランゴンバナナとマスコバド糖の手作りシフォンケーキを注文して、舟橋さんのご家族やお友達と話しながら、絵を返す返す眺めながらゆっくり過ごせた。
会場になっていたその店の棚に、長らく目にすることのなかったフェアトレードのピープル・ツリーのチョコレートが並んでいたので、思い切って6枚購入。
ピープル・ツリーのチョコレートは、以前、OVつながりでフェアトレードのショップやイベントがあった頃に買って以来のファンで、一時期は見かけるたびに(といっても年に1、2回)買っていたけれど、置いている店が近くになくなって、ここ数年口にする機会がなかった。
ここのチョコレートはカカオの味がストレートで、中でもとりわけ、有機カカオマス・有機砂糖・有機ココアバターだけで作られたカカオ分58%の「オーガニック・ビター」は、「これぞチョコレート!」という味。
買ったのは、その一番好きな「オーガニック・ビター」と、同じく有機カカオ等で作られた「ラム」、「プラリネ」、「レーズン&カシューナッツ」、「コーヒー」、そして、初めて買った「シナモン」。
「シナモン」は去年新たに発売されたものだそうで、スリランカで有機栽培されたシナモンを使用しているとのこと。
チョコ+シナモンはなんとも不思議な風味でクセになる。
ついでに、手作りの石鹸3個(シアバターと塩の肌用ソープ、椿オイルとハーブのシャンプーソープ、ココナッツミルクと卵のシャンプーソープ)も買った。
使うのが楽しみ。
短い時間でも、いつもと違う場所に出かけて一緒にいて心がラクな人と会って新しいものを目にすると、深呼吸できたよう。