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2009年 07月 05日
墓場できゅうり
…と、タイトルをつけるのが苦手な私には珍しく真っ先にタイトルが浮かんだんだけれど、考えてみれば、あれは墓場ではなかった。
あれは、母方の祖父のお葬式の日。暑い夏の日だった。
確か私は二十代半ば頃。
喪主だった叔父の住まいの近くの知らない町の、集会所のような小さな葬儀会館で、一晩交代でお棺の脇の蝋燭の番をしながらの通夜を明かした翌日。
布団を片付けた待ち合いの和室で食事を済ませ、喪服用の黒いスーツに着替えて母にもらった真珠のネックレスをつけて、葬儀が始まるまでの半端な待ち時間を持て余していた時。
少し前に、みんながバタバタと着替えて支度をしている足元で、痴呆の出始めていた祖母がひとりで着物を着られずに肌着のまま呆けた顔で座っていた姿が頭から離れず、伯母たちの「おかあちゃん、よう着替えやんのか」「これ着たら着替えさしたるからちょっと待っときや」という声が耳から離れず、なんだかいたたまれなくて、まだ時間があるし少し外に出ていようかと思ったところで、むしょうにきゅうりが食べたくなってきた。

別にきゅうりはとりたてて好物ではなかったし、何かきゅうりを連想するものを目にしたわけでもない。
なのに、きゅうりが食べたくて食べたくていても立ってもいられなくなって、そこにいた妹に「ちょっとついて来て」と声をかけて外に出た。

「どこに行くの?」
「このそばにお店ないかなあ」
「何買うん?」
「きゅうり」
「え? きゅうり?? なんで?」
「すごく食べたいねん」
「朝ごはん、足りなかったん?」
「ううん、ちゃうけど、なんでかわからんけど、すっごくきゅうりが食べたいねん。がまんできないねん」

で、強い日差しの中、喪服のままふたりでうろうろ。
「自動販売機やったらあそこにあるよ」「アイスクリームは?」
「ううん、きゅうり」
商店街もスーパーも見当たらないなあとあきらめかけたところに人が通りかかったので、きゅうりを売ってそうなお店がないかと尋ねたら、すぐそばに小さな市場があった。

時間がなくなってきたので、駆け足で市場へ。
市場の中の狭く入り組んだ通路を行ったり来たりしてきゅうりを見つけ、二本か三本買って、どこか食べられるところはないかと外へ。
そう言えばさっき公園があったっけ、と急いで道を戻り、公園の水飲み場できゅうりをばしゃばしゃ洗って、「誰か来ないか見てて」と妹に見張りを頼んで、物陰できゅうりを一気に数本、ばりばりばりばりと食べたんだった。


「あの時のおねえちゃん、なんか取り憑かれてるみたいで怖かった」
「昼間の公園で喪服で俯いてすごい勢いできゅうり食べてる異様な姿、忘れられへん」
数年後に何かの拍子で妹が、「そう言えば、きゅうりと言えば…」と言ったことば。
それを何かの折にRに話したら、「それ、おじいちゃんだよ」と。
「おじいちゃん?」
「死ぬ前には水を欲しがるでしょ。おじいちゃん、喉が渇いてたんだよ」
祖父は昏睡状態のまま亡くなったので、時々水を含ませたガーゼで唇を湿らせてもらうだけで、水を飲むことはできなかった。
「でも、なんできゅうり?」
「昔は、夏場に渇いた喉を潤したのは、スイカやきゅうりのような瓜科のものだったんでしょう」

確かに、あの時の我慢ならないきゅうり欲しさは、今思っても普通じゃなかった。
後にも先にも、あんなにもきゅうりを欲したことはあの時以外に一度もない。
あのすぐあとに葬儀が始まって、そのあと祖父は焼かれてしまったけれど、その前に、あのきゅうりで喉を潤すことができただろうか。
あれで、ほっと落ち着いて眠りにつくことができただろうか。

あれ以来、夏場、台所できゅうりに壺の粗塩をつけてばりばり丸かじりするたびに、あの暑い日と祖父を思い出す。
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by karino-tohko | 2009-07-05 19:33 | Comments(10)
Commented by ぴよ at 2009-07-05 20:40 x
はじめまして。ずっと拝見していたのですが、初めてコメントします。

「死」と「キュウリ」…村上春樹の「ノルウェイの森」に
食べ物をあまり食べなくなってしまった死に行く人が
主人公がキュウリを食べるところを見て珍しく欲しがる、というシーンがあります。(ご存知だったらすみません)
そのキュウリは果物の「キウイ」と間違えて買われたものだったのですけれども
お見舞いにありがちな果物よりもキュウリの方が喉を通る、というのが
ものすごくリアリティがあって印象的で、よく覚えているのです。

カリノさんの記事を読んで、なるほど…と思いました。
食べると体がすっと寒くなることとか、あの青臭さなど
私にとってもキュウリは独特な味がします。初投稿で長くなってすみません。
Commented by karino-tohko at 2009-07-06 01:45
■ぴよさん、初めまして。
読んでいただいてありがとうございます。
「ノルウェイの森」は、出てしばらくした頃に古本屋でハードカバーを買ったのですが、「まだ」読み始めていません…。(汗;)

以前、Rと話をしたあと検索した時に、昔は畑仕事中には水よりもきゅうりやスイカで水分を補ったとか、きゅうりは体の熱を冷ますとあるのを見た記憶があります。
確かに、夏場食欲がない時も、きゅうりは喉を通りますよね。
そんなことからも、やっぱりあれはおじいちゃんだったのかなあ、と思えます。
コメントありがとうございます。
またどうぞよろしくお願いします。
Commented by mican-lingo at 2009-07-06 06:03
はじめまして。
普段は自分以外のことでなみだでたりしないのですが
少し前、Rさんのお仕事の件のときと今回のおじいさんとキュウリの件で
うるうるしてしまいまして、自分でも驚いているのですが
長い文を書こうとすると、ことばの共有度や代名詞の位置などで
考え込んでしまいますので、これで終わります。
変なコメントですみません。
Commented by daikatoti at 2009-07-06 08:20
このお話はとてもおもしろかったです。
やはり急に胡瓜が食べたくて食べたくてしかたがないというのは
この場合こういうふうにしか考えられませんね。おじいちゃんが食べたがってた思いが乗り移ったんですかねぇ。。
喪服のまま胡瓜を買いに行くという切羽詰まった「どうしても感」が、どうしてもおじいちゃんが胡瓜を食べたかった思いをカリノさんが受け取れて、おじいちゃんよかったなぁと、思ってしまいました。
こういうことって、科学的ではないけど、あるように思います。
Commented by よりより at 2009-07-06 20:28 x
炊き立てのごはんはまずご先祖様に捧げて、それはさげたら必ず食べるのは、下げたご飯をいただくことで、生きているものの体を通して亡くなったひとは食事をするのだということですから、カリノさんの体を通してご祖父様が咽喉を潤したかったのだというご主人の言葉は、うなずける話ですね。
知人は、7回忌の時に、なぜだか涙が出て止まらなくなってしまったといいます。全く悲しくないのに、どんどん泣けてきて泣きながらビックリしたと言ってました。多分、ご先祖が嬉しくて泣いたのが、孫である彼女を通して表現されたのだろうと言ってましたが、肉体を離れて何年も経っても心は戻るのでしょうか。
Commented by らりるれ at 2009-07-08 08:57 x
はじめまして。

今回のお話、途中まで読んで私もR様と同じように、「あ、これはおじいさまでは...。」と感じてしまいました。
40度の高熱を出した時に、水でもポカリスウェットでもなく、「きゅうり」がどうしても食べたくて、ふらふらになりながら台所まで這って行ってバリバリと食べたことがありました。(笑)
きゅうりやスイカの瓜系の食べ物は熱をとるらしいですね。
ゴビ砂漠の化石発掘の方もスイカを食べてしのぐのだとか。
長々と失礼致しました。
Commented by karino-tohko at 2009-07-09 12:48
■mican-lingoさん、初めまして。
うるうる! 驚きです。
ありがとうございます。
語順やことばの共有度に悩みながらも、ここのブログは基本ひとりごとだと割り切っていますが、
私も、他でコメントする時などにはかなり考え込んでしまいます。
で、私の場合、誤解がないように書こうとして長文になってしまいます。
文章の長さは逆に表れていますが、似ていますね。
またどうぞよろしくお願いします。
Commented by karino-tohko at 2009-07-09 12:59
■totiさん
> この場合こういうふうにしか考えられませんね。

この話に、「河童に憑依されたんだと思った」という人がいました。
そう言えば妹も、河童が憑いたのかと思った、と言ってた気がします。
喪服の人から必死の面持ちで「きゅうり売ってるところないですか!?」と聞かれた人も、狭い市場の中を喪服で駆け寄ってきて「きゅうり下さい!」と言われた八百屋の人も、何事かと思ったかも知れませんね。
Commented by karino-tohko at 2009-07-09 13:00
■よりよりさん
7回忌のお話、不思議なお話ですね。
確か中学の頃に読んだコミックで、主人公が、魂はどこからくるのだろう、肉体がなくなったら心はどこに行くのだろう、というようなことを淡々と思うひとコマがあったのを思い出しました。
子どもの頃はそういった魂や意識の正体や行方が気になっていましたが、いつの間にかそんなことも忘れていました。
Commented by karino-tohko at 2009-07-09 13:00
■らりるれさん、初めまして。
確かに、きゅうりやすいかは水よりも喉を通りやすい時があります。
体を内側から冷やしてくれそうですね。
化石発掘にスイカ、先人からの知恵ですね。
今日は事務所のおやつがスイカなので、ゴビ砂漠に思い馳せながら食べそうです。
またどうぞよろしくお願いします。
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