数年ぶりに花が咲いたアロエに、緑色の実が付いていた。
左側の茶色の花殻の根元にも薄っすら同じ形が透けているので、こちらにも実ができかけているよう。
ユリの種鞘(実鞘?)と似ていると思ったら、アロエはユリ科だそうな。
もう少ししたら鞘が茶色くなって割れてきて、種が採れるらしい。
そう言えば子どもの頃、庭にこれをもう少し細長くしたような種鞘が付く植物があって、茶色く熟すと中からミニチュアのハムを輪切りにしたような厚みのある不思議な形の種がたくさん採れたんだけれど、あれは何の種だったんだろう。
確かアヤメのような葉をした植物で、種のかさかさとした手触りやわずかに凹凸があって縁が少し厚くなった表面や見た目とたがう軽さは覚えているのに、そこに咲いていた花が何だったのかは、まったく記憶にない。
今と同様、花よりも葉や実の方に興味があったらしい。