先週の夜、ふと横を見たら、屋内でフード付きのコートを着たままパソコンのモニタに見入っているRがいた。
最近いつも疲れて濁った肌色をしていて、頬がたるんでおじさんっぽくなったと思っていたけれど、普段着ないフードの濃い色が色の白さを引き立てているのか、ウォーキング帰りで血の循環がよくなっていたのか、以前のように色白ですっきりした横顔。
きれいだなと思って携帯を取り出して写真を撮ったら、撮られていることに気付いたRが、モニタに目をやったまま、口を尖らせて鼻の頭を指でくにっと押さえてヘンな顔を作った。
その、使用前・使用後の写真のギャップが可笑しかったのでブログに載せようかと思い、でも知ってる人が見たらRだとわかるかな、いや、横顔で鼻も口もよくわからないし、目の部分も眼鏡で隠れているからわからないだろうと、撮った写真をRに見せて「この写真なら知ってる人が見てもおまえだとはわからないよね?」と訊いたら、「わかるよ。知り合いなら誰でもすぐにわかるよ」と。
うーん、そうなんだろうか。こんなに顔のパーツが隠れてるのに?
人が人の顔のどこを見てその人だと判断するのか、つくづくよくわからない。
以前の記事:
顔がわからない
相貌失認
(写真は、Rの代わりに、Rの出張みやげの鬼まんじゅうと麩まんじゅう。鬼まんじゅうは名前とはうらはらに、昔よく母親が作ってくれたさつまいも入りだんごのような穏やかな味だった。)