事務所でトイレに入って用を足したあと、拭いた紙にうっすら赤いものが付いて、一瞬何事かと血の気が引いた。
ああ、そうか。もう1ヶ月経つのか。
毎回驚くなんて、いったい何年女性をやってるのか。
今朝、11時過ぎに商品を引き取りに出て、昼12時頃に事務所に戻ってこなければいけない予定があった。
「商品の準備ができましたので」と相手先から電話が入ったのが11時10分。それから事務所を出て、銀行に立ち寄って代金を引き出してから引き取りへ。
スムーズに行けば間に合うだろうと思い、実際、銀行も道路もすいていたので時計を気にせず、商品を受け取って駐車場に向かいながら「今11時50分くらいだろうから、これならちょうど12時に戻れるな」と時計を見たら、
「…12時15分!?」
わずか1時間余りの間に、時差25分。
「ほ、ほんとに…?」
狐につつまれたつままれたた気分。
慌てて事務所に電話した。
私が思っているよりも、実際の時間の流れは1.5倍速いらしい。取り残されるわけだ。
これまでに何度か私の時間感覚のあやしさについて書いてきたけれど、フラットな状態の時に(過集中だったり楽しかったり退屈だったりしない状態の時に)ここまでズレがあるとは思ってもいなかった。
このペースじゃあっという間に老人だな…。(…と、毎回書いてる気がする。)